...大沼なんぞは馬鹿だけれども剛直な奴で...
太宰治 「花吹雪」
...その男は上品な剛直な老人だったが……」「面白そうだね」私は云った...
コナンドイル 三上於莵吉訳 「グロリア・スコット号」
...向さんは当時狷介剛直な学者として他の教員からも生徒からも...
永井荷風 「冬の夜がたり」
...刃(やいば)の如く剛直な妻」と...
中島敦 「光と風と夢」
...彼は剛直な江戸武士であつたため...
蜷川新 「天皇」
...甚だ剛直な性で不正に対しては飽くまでも苛酷...
久生十蘭 「魔都」
...そこには彼の剛直な欲望と...
プーシキン Alexander S Pushkin 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...ただその父がおそろしく剛直な古武士的な人間だつたために...
三好十郎 「肌の匂い」
...思ふに短気にして剛直なる彼を和らげて大過なからしめ家を治むる清粛にして敢て異言なからしめたるもの小石氏の如きは...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...非常に剛直な性で...
吉川英治 「三国志」
...剛直なれば大言壮語...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索