...剛気(がうき)の者雪を掘(ほり)てみるに...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...不屈の剛気と華麗な自信と胸躍る挙国一致の感激の表現だった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...剛気な彼は笑いながら女の腹の上に腰をかけた...
田中貢太郎 「魔王物語」
...さすが剛気のおん大将でござります...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...剛気の爺さんは、此まゝ楽隠居で朽果つるを嫌(きら)った...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...しかし剛気(ごうき)な彼は笑うだけで...
夏目漱石 「こころ」
...剛気な又左衛門は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そいつア剛気だ」善吉はつと立ッて威勢よく廊下へ出た...
広津柳浪 「今戸心中」
...剛気ある父の守護とによりてなり...
森鴎外 「舞姫」
...「……いやア……貴女(あなた)方の剛気なのにも驚きましたよ」と志免警視はどこまでも明るい声で調子に乗った...
夢野久作 「暗黒公使」
...よほどな剛気と勇猛の士でなければ...
吉川英治 「新書太閤記」
...剛気(ごうき)とか...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...人一倍、剛気なあなたが、自殺をのぞんでいるのですか...
吉川英治 「親鸞」
...つい老公の剛気や武断な一面を...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...どこにそんな剛気がかくれているのか...
吉川英治 「べんがら炬燵」
...琴の爪?あの美貌で剛気な武士のこれが死期(しご)までの品だろうか...
吉川英治 「べんがら炬燵」
...面(つら)だましいの剛気なやつ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ドーブレクの糞度胸、警視庁の猛者を向うに廻して平然たる自信力、勝手に家宅捜索をさせて嘲笑しておる不敵さのみならず、自己を覗(ねら)う九人目の男がある事を知りつつ、その悠然落ち付き払っておる剛胆、傲岸、沈着、普通人の出来ない芸当で、すべてこれ歴々たる勝算あるもののごとき態度は、強力(ごうりき)、不屈、剛気、闊達、大胆不敵、普一通(なみひととお)りの人間ではない事を証明しておる...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??