...流石(さすが)に沈着剛毅な海軍軍人たちもこの明かな数量の上の不釣合に重苦しい圧力を感ぜずにはいられなかった...
海野十三 「空襲葬送曲」
...それは単に剛毅な...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...かかる英邁剛毅なお方をこそ...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...たゞ剛毅なる精神と確乎たる生活の理念とをもつてゐるものが...
津田左右吉 「歴史とは何か」
...ただ剛毅なる精神と確乎たる生活の理念とをもっているものが...
津田左右吉 「歴史の学に於ける「人」の回復」
...いくら剛毅な精神の所有者でも...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...この剛毅な市民は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そして剛毅な冒険をなすことはあっても...
豊島与志雄 「生活について」
...あの剛毅な王様のことだから...
久生十蘭 「魔都」
...温和にして剛毅な文学の精神は...
宮本百合子 「ある回想から」
...どっちかといえば剛毅な風貌であった...
山本周五郎 「落ち梅記」
...内はかえって剛毅なのかも知れない...
吉川英治 「私本太平記」
...持前の剛毅な態度をもって...
吉川英治 「新書太閤記」
...剛毅な覚明すら、久しく離れていた嬰児(あかご)が母のすがたを見たように羞(は)にかんでいるのであった...
吉川英治 「親鸞」
...十兵衛はいったい非常に剛毅な気性で...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...障子に交叉した梅の影と――客のすべてにある剛毅な風であった...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...長い奉公のうちにもまだ見たことのない剛毅な気宇がみなぎっていたからである...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...剛毅な態度を以てその苦痛に堪えた...
和辻哲郎 「鎖国」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??