...剛情(がうじやう)に自説を改めなかつた...
芥川龍之介 「点心」
...朝鮮の金剛山(こんがうさん)の渓谷も決してわるいとは思はないが...
田山録弥 「行つて見たいところ」
...我は學べり剛勇に常に振舞ひ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...心の中に憚りて至剛の者を省かんは要なし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...思いがけない剛敵(ごうてき)に出会(でっくわ)して...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...然(しか)れども豪傑の後必らずしも豪傑ならず、勇将の子必らずしも勇将ならず、剛健忠武、敵に背を見せざる参河(みかわ)武士の末、必らずしも参河武士ならず...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...この剛体を純幾何学的に定義する時...
戸坂潤 「幾何学と空間」
...化学は絶対「真理」を目標とするよりも寧ろ金剛石や金の製造生産を目標とする...
戸坂潤 「技術へ行く問題」
...明らかに恐しい剛力で後ろから絞(し)めたものに違ひありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その身金剛にして膂力(りょりょく)人に絶す...
南方熊楠 「十二支考」
...金剛石(こんごうせき)や草の露(つゆ)やあらゆる立派(りっぱ)さをあつめたような...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...剛氣ある父の守護とに依りてなり...
森鴎外 「舞姫」
...三十年も前だったらそれこそ「金剛時代」であったであろう...
柳宗悦 「四十年の回想」
...七政府大臣が推奨する質実剛健の気風とかは...
柳田国男 「木綿以前の事」
...努メテ北人固有ノ剛健ニ恃(タノ)ム...
吉川英治 「私本太平記」
...錦織(にしごり)の金剛寺の別坊にたどりつき...
吉川英治 「私本太平記」
...金剛の貯水池の図や埋樋(うめどよ)(隠し水の水路)の資料であった...
吉川英治 「私本太平記」
...ゆうべ金剛寺の渓川(たにがわ)から...
吉川英治 「宮本武蔵」
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