例文・使い方一覧でみる「剔抉」の意味


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...その頃の若い学士たちの馬鹿々々しい質問や楽屋落(がくやおち)や内緒咄(ないしょばなし)の剔抉(すっぱぬ)きが後の『おぼえ帳』や『控え帳』の材料となったのだ...   その頃の若い学士たちの馬鹿々々しい質問や楽屋落や内緒咄の剔抉きが後の『おぼえ帳』や『控え帳』の材料となったのだの読み方
内田魯庵 「斎藤緑雨」

...若い沼南が流連荒亡した半面の消息を剔抉(てっけつ)しても毫も沼南の徳を傷つける事はないだろう...   若い沼南が流連荒亡した半面の消息を剔抉しても毫も沼南の徳を傷つける事はないだろうの読み方
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」

...馬琴が京伝に頼った頃の何十年も昔の内輪咄(うちわばなし)を剔抉(すっぱぬ)いて恩人風を吹かし...   馬琴が京伝に頼った頃の何十年も昔の内輪咄を剔抉いて恩人風を吹かしの読み方
内田魯庵 「八犬伝談余」

...新婚のお祝いをする遑(いとま)がない中に最(も)う二人の恋の破綻(はたん)が新聞で剔抉(すっぱぬ)かれた...   新婚のお祝いをする遑がない中に最う二人の恋の破綻が新聞で剔抉かれたの読み方
内田魯庵 「美妙斎美妙」

...両眼を剔抉して地上に投げ棄てしに...   両眼を剔抉して地上に投げ棄てしにの読み方
高木敏雄 「比較神話学」

...君は私の病所弱点缺陥を剔抉し指摘して...   君は私の病所弱点缺陥を剔抉し指摘しての読み方
種田山頭火 「其中日記」

...(何人にとっても四十歳以前に其の傑作を生むことが恐らくは不可能であろう所の・)人間性剔抉(てっけつ)の近代小説道を捨てさせ...   人間性剔抉の近代小説道を捨てさせの読み方
中島敦 「光と風と夢」

...たとえ上長といえども爬羅剔抉(はらてきけつ)することを辞せぬ...   たとえ上長といえども爬羅剔抉することを辞せぬの読み方
久生十蘭 「魔都」

...腫物(はれもの)は根から剔抉(てっけつ)しなければ治りゃしないぞ」新島八十吉は黙って頭を垂れてしまった...   腫物は根から剔抉しなければ治りゃしないぞ」新島八十吉は黙って頭を垂れてしまったの読み方
山本周五郎 「新潮記」

...その非行を剔抉(てっけつ)するつもりである...   その非行を剔抉するつもりであるの読み方
山本周五郎 「樅ノ木は残った」

...その兵部の悪事を涌谷どのが剔抉(てっけつ)されたので...   その兵部の悪事を涌谷どのが剔抉されたのでの読み方
山本周五郎 「樅ノ木は残った」

...宮廷の癌(がん)を剔抉(てっけつ)してしまうに如(し)くはない...   宮廷の癌を剔抉してしまうに如くはないの読み方
吉川英治 「私本太平記」

...もっともっと深刻に信長の心理を剔抉(てっけつ)し...   もっともっと深刻に信長の心理を剔抉しの読み方
吉川英治 「新書太閤記」

...問題は――かれが心ひそかに待っていた蜂須賀家の剔抉(てっけつ)であった...   問題は――かれが心ひそかに待っていた蜂須賀家の剔抉であったの読み方
吉川英治 「鳴門秘帖」

...仮借(かしゃく)なく剔抉(ていけつ)し...   仮借なく剔抉しの読み方
吉川英治 「柳生月影抄」

...厭世的なあきらめなどの心理を剔抉(てっけつ)した...   厭世的なあきらめなどの心理を剔抉したの読み方
和辻哲郎 「夏目先生の追憶」

「剔抉」の読みかた

「剔抉」の書き方・書き順

いろんなフォントで「剔抉」

「剔抉」の英語の意味


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