例文・使い方一覧でみる「前著」の意味

...この前著に出ている写生図の少数を再び使用した以外... この前著に出ている写生図の少数を再び使用した以外の読み方
エドワード・シルヴェスター・モース　Edward Sylvester Morse 石川欣一訳「日本その日その日」

...教授今回の挙も一に前著の改訂およびその完成にありと伝えらる... 教授今回の挙も一に前著の改訂およびその完成にありと伝えらるの読み方
橘外男「令嬢エミーラの日記」

...前著『ドン・スコトス論』とほとんど関係のない『存在と時間』で突如として...
中井正一「現代美学の危機と映画理論」

...十八世紀日本美術に関する第二の著述は画家の生涯及びその制作に対する考証の精密なること前著『歌麿』に優（まさ）る所あり...
永井荷風「江戸芸術論」

...われは直（ただち）に仏蘭西滞在中及び帰航の船中にものせし草稿を訂正し『ふらんす物語』と名づけ前著出版の関係よりして請（こ）はるるままに再び博文館より出版せしめしが忽ち発売禁止の厄（やく）に会ひてこれより出版書肆との談判甚（はなはだ）面倒になりけり... われは直に仏蘭西滞在中及び帰航の船中にものせし草稿を訂正し『ふらんす物語』と名づけ前著出版の関係よりして請はるるままに再び博文館より出版せしめしが忽ち発売禁止の厄に会ひてこれより出版書肆との談判甚面倒になりけりの読み方
永井荷風「書かでもの記」

...余は生前著作の全集など出すべき心なかりしが... 余は生前著作の全集など出すべき心なかりしがの読み方
永井荷風「断腸亭日乗」

...剱岳列嶂（後立山布引より）序これは私の前著「山岳渇仰」――戦時最悪の条件下で生れた――に次ぐ第二集で... 剱岳列嶂序これは私の前著「山岳渇仰」――戦時最悪の条件下で生れた――に次ぐ第二集での読み方
中村清太郎「ある偃松の独白」

...（大井川については「大井川奥山の旅」――前著『山岳渇仰』に収む――に詳しく書いた）... の読み方
中村清太郎「ある偃松の独白」

...前著「山岳渇仰」に収む）しかもこの大観には... 前著「山岳渇仰」に収む）しかもこの大観にはの読み方
中村清太郎「ある偃松の独白」

...前著「山岳渇仰」に... 前著「山岳渇仰」にの読み方
中村清太郎「ある偃松の独白」

...「山の覚え書」（前著「山岳渇仰」にあり）の中に書いた... 「山の覚え書」の中に書いたの読み方
中村清太郎「ある偃松の独白」

...前著『日本のこころ』の中に... 前著『日本のこころ』の中にの読み方
中谷宇吉郎「神仙道と科学」

...以前著者から田中恭吉氏にお願ひして氏の意匠を煩はしたのである...
萩原朔太郎「月に吠える」

...本書の全体を通じて私は、原理において、前著とは、罪悪と窮乏のいずれの部類にも入らない人口に対するもう一つの妨げの作用を想定する点で、意見を異にした...
トマス・ロバト・マルサス　Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳「人口論」

...貴下の前著『和漢数学発達史』が今でも唯一の信頼すべき憑拠に有之候...
三上義夫「数学史の研究に就きて」

...この人もまた支那との比較については私の前著を参照したのであった...
三上義夫「数学史の研究に就きて」

...私の前著『神に就て』においてようやく摸索（もさく）し得た最後の道... 私の前著『神に就て』においてようやく摸索し得た最後の道の読み方
柳宗悦「工藝の道」