...彼女とは前篇と後篇でまったく違うものになってしまった...
...小説の後篇に進む前に、前篇のあらすじを復習した...
...この小説は前篇と後篇があるが、私は後篇の方が好きだ...
...勉強の前篇は基礎理論の勉強だったが、後篇は応用的な内容になる予定だ...
...下篇は前篇と続く物語の後半を表します...
...――前篇後篇を通じその意味にて御覧を願う...
泉鏡花 「婦系図」
...前篇はドイツに於ける自然弁証法の確立(ヘーゲル・フォイエルバハ・マルクス・エンゲルス)(エンゲルスは特に詳細でデューリングの解説にも触れる)...
戸坂潤 「読書法」
...また前篇というもある...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...前篇がよかったからとて必ずしも後篇もいいとは云えない...
直木三十五 「大阪を歩く」
...私は前篇に於て「歩く」つもりをしていながら...
直木三十五 「大阪を歩く」
...前篇一私の書斎のいろいろながらくた物などいれた本箱の抽匣(ひきだし)に昔からひとつの小箱がしまつてある...
中勘助 「銀の匙」
...此(この)前篇の特色として...
夏目漱石 「『煤煙』の序」
...この詩集は「前篇」と「後篇」の二部に別かれる...
萩原朔太郎 「蝶を夢む」
...前篇は第二詩集「青猫」の選にもれた詩をあつめたもの...
萩原朔太郎 「蝶を夢む」
...二十四回前篇終り...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...ガラマサ前篇を立つ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...――この小説の前篇の中頃あたりから登場し続けてゐるりら子に就いて...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...僅かに前篇を讀んだだけで止めてしまつた...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...この部分の価値を若し作者が十分理解して少くとも前篇を構成していたら...
宮本百合子 「「或る女」についてのノート」
...伸子と作者との間には前篇になかった大きい距離があります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...前篇一青みを帯びた皮の...
山本周五郎 「柳橋物語」
...前篇にて一応筆を擱(お)く...
吉川英治 「年譜」
...著者は前篇及び後篇で扱ったいずれの事項についても「研究」の名に価するほどのことをやったのではない...
和辻哲郎 「鎖国」
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