...新幹線で前橋から上越市まで一時間半ほどで行ける...
...前橋あたりから新婚旅行にでも来たらしい男女...
石川欣一 「山を思う」
...ある者は入監者の差入れなどの用件で前橋へでむいていた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...『前橋へは何里』と問へば...
大町桂月 「赤城山」
...前橋と高崎とより...
大町桂月 「冬の榛名山」
...この頃は百貨店で無料配達を盛んにやっている、初めは郊外ぐらいだからよいと思っていたが、前橋、高崎、軽井沢、小田原、箱根、または千葉方面まで無料配達をしている...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...鮎釣(あゆつ)りの岩にはさまり見ゆるかな六月一日 前橋に行く...
高浜虚子 「六百句」
...城壁にもたれて花見疲れかな四月二十五日 前橋...
高浜虚子 「六百句」
...まあ、昔自慢してあわれなことでございますが、父の達者な頃は、前橋で、ええ、国は上州でございます、前橋でも一流中の一流の割烹(かっぽう)店でございました...
太宰治 「火の鳥」
...その後二年ばかりもたつと私はさらに父の転任につれて長野へ行き、前橋へ行き、浦和へ行き、この浦和で祖母は七十六歳の高齢で世を去ってしまいました...
橘外男 「棚田裁判長の怪死」
...熱は取れたけれども関節の曲りは依然として癒らないから一両日の内に退院して故郷の前橋へ帰つた上で何所かの温泉へ行つて気長く養生することになつてゐる明日は午後は父も来ないからちよつと逢ひに来てくれまいかと云ふ意味を鉛筆で走り書きしたものであつた...
田中貢太郎 「水郷異聞」
...それから二日ばかりしての新聞に前橋行きの汽車の進行中乗客の女が轢死したと云ふ記事があつた...
田中貢太郎 「水郷異聞」
...高崎、新前橋、渋川を過ぎると、既に高原に近い風景で、汽車は利根川の渓流に沿って走る...
外村繁 「澪標」
...ただ前橋監獄だけが...
萩原朔太郎 「宿命」
...わが故郷前橋の町は赤城山の麓にあり...
萩原朔太郎 「吹雪」
...前橋中學を出ると...
堀辰雄 「萩原朔太郎」
...福岡の箱崎及び住吉、厳島の絵馬堂、備中の一宮、道後の八幡、播州の尾上及び龍野、大阪の住吉、伏見の御香の宮、京都の祇園及び安井神社、大津の三井寺、信州諏訪及び別所、碓氷峠の熊野神社、上州妙義山、前橋の八幡社、上総の鹿野山、常陸の土浦、磐城の三春、それから塩釜神社等にはいずれも現存し、東京付近でも千住在の梅田不動、府中の六所明神、大宮の氷川神社等がある...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...姫路の酒井家は姫路に来る前に前橋にいた...
柳田国男 「故郷七十年」
...耳へ雨がはいるよ」「井前橋から新川堀へいったらどうかな」と云う声がした...
山本周五郎 「青べか物語」
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