...最も美しきまた最も深き考察より成れる天地創造の諸伝説相当に開けていた諸民族もまた一般には前条に述べたような考えの立場に踏み止まっていた...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...一雪のお京さんは確(たしか)に前条のごとくに祈念したのである...
泉鏡花 「薄紅梅」
...元日の酔詫に来る二月かな 几董几董のことは前条に申しました...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...ただ前条に私の申したことは...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...すでに前条に述べたような「人生の記録と予言」という意味での芸術としての文学の真諦(しんたい)に触れるものは...
寺田寅彦 「科学と文学」
...」とあり初学者よくよく読み味ひて前条おのれが言ふ所と照し見よかし...
永井荷風 「小説作法」
...虚子の小説に余裕があるのは果(はた)して前条の如く禅家の悟を開いた為かどうだか分らない...
「高浜虚子著『鶏頭』序」
...前条に述べた研究会のごときはすなわちその一例であるが...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...一身独立して一国独立すること前条に言えるごとく...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...人の品行は高尚ならざるべからざるの論前条に「方今わが国においてもっとも憂うべきは人民の見識いまだ高尚ならざるの一事なり」と言えり...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...前条のごとくにして...
福沢諭吉 「旧藩情」
...前条に記したる鬼蛇父母なり...
福沢諭吉 「教育の事」
...前条の如く、毎半年各戸に一歩の金を出ださしむるは官の命なれども、この金を用(もちう)るにいたりては、その権まったく年寄の手にあり...
福沢諭吉 「京都学校の記」
...一 前条は学問と言う可き程のことにあらず...
福沢諭吉 「新女大学」
...(七)虎に関する民俗前条には信念と題して主(おも)に虎を神また使い物として崇拝する事を述べたが...
南方熊楠 「十二支考」
...前条に長々と伝記を述べたアントニウス尊者は諸畜を司り別して豕の守護尊たり...
南方熊楠 「十二支考」
...前条に付私召連可罷出処...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...公私略に前条の記事に接して...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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