...一雪のお京さんは確(たしか)に前条のごとくに祈念したのである...
泉鏡花 「薄紅梅」
...夏は事実においてもっとも日が永いことは前条にのべましたが同時に夜はもっとも短くって...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...ただ前条に私の申したことは...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...前条に引き合いに出した「模倣の人生」のほうではいわゆる主演者はあっても「黒鯨亭(こくげいてい)」のごとき意味での独裁的主役は無い...
寺田寅彦 「映画雑感(4[#「4」はローマ数字、1-13-24])」
...たとえば日本人の衣食住について前条で例示したようなものである...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...たとえば前条に述べた夢の中の二つの物のつながりのように複雑不可思議な糸によってつながっているのである...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...一 ここに人物を主とせざる小説にしてその価値前条述ぶる所のものに劣らざるものあり...
永井荷風 「小説作法」
...前条に述べた研究会のごときはすなわちその一例であるが...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...一身独立して一国独立すること前条に言えるごとく...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...人の品行は高尚ならざるべからざるの論前条に「方今わが国においてもっとも憂うべきは人民の見識いまだ高尚ならざるの一事なり」と言えり...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...一、前条の外に、化学、天文学等、種々の科目あれども、窮理学の中に属するものなれば別に掲げず...
福沢諭吉 「学校の説」
...今前条に示したる家内に返りてこれを論ぜん...
福沢諭吉 「教育の事」
...前条に記したる鬼蛇父母なり...
福沢諭吉 「教育の事」
...前条の如く、毎半年各戸に一歩の金を出ださしむるは官の命なれども、この金を用(もちう)るにいたりては、その権まったく年寄の手にあり...
福沢諭吉 「京都学校の記」
...一 前条は学問と言う可き程のことにあらず...
福沢諭吉 「新女大学」
...前条に付私召連可罷出処...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...公私略に前条の記事に接して...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...即ち各地に於て日夜前条の御趣旨を演説し...
與謝野禮嚴 「禮嚴法師歌集」
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