...前者には溌剌として手答のある反應が缺け...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...されど亞剌伯(アラビア)種の少女なればにや...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...此説話は、忠犬グレルトの話として、欧羅巴の諸国に広く物語らるるものにして、其はじめ、東方より伝わりし者なることは、大抵明かなるも、其本源地の波斯なるや、阿剌比亜なるや、或は印度より、かの二国を経て来りしや、今日より之を判断すること難し...
高木敏雄 「比較神話学」
...阿剌比亜の記録に之を加えしは...
高木敏雄 「比較神話学」
...それにその当時の溌剌(はつらつ)とした現世を見る眼が肥えて来ているのが表れている...
高村光太郎 「回想録」
...テニスに熱中したりして頗(すこぶ)る元気溌剌たる娘時代を過したやうであるが...
高村光太郎 「智恵子抄」
...亜剌比亜夜話にある「ゴウル」の様に墓を掘って死人(しびと)を喰う...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...論告の最も「溌剌(はつらつ)」たる瞬間...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...清新溌剌なリズムを織りなしてゐる...
長谷川時雨 「夏の女」
...このごろ虎列剌が流行(はや)っているから...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...まるで亜剌比亜夜話(アラビヤンナイト)の王子のようになった...
久生十蘭 「南部の鼻曲り」
...巴剌帖木(パラテム)(不思議そうに)は?成吉思汗(ジンギスカン)(優しく)いや...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...昨今のように、一般の社会状勢が息苦しく切迫し、階級対立が最も陰性な形で激化しているような時期に、鬱屈させられている日常生活のせめてもの明るい窓として、溌剌として、新しい恋愛がどことなし人々の心に翹望されていることは感じられる...
宮本百合子 「新しい一夫一婦」
...作家のより溌剌な親しみのある文化性のあらわれであるかのような身ぶりをもって...
宮本百合子 「おのずから低きに」
...その溌剌とした、粗末な服装をした若者たちの動きのなかには、いかにも朝子の情愛をひく何かがあった...
「おもかげ」
...オルガは彼の額の前で溌剌(はつらつ)と伸縮しながら囁(ささや)いた...
横光利一 「上海」
...彼が彼らしい童心の溌剌を急に削(そ)がれたのは...
吉川英治 「平の将門」
...その貴さは溌剌たる感受性の新鮮さの内にあります...
和辻哲郎 「すべての芽を培え」
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