...彼の細君の溌剌(はつらつ)たる才気は...
芥川龍之介 「開化の良人」
...「一千一夜物語」は子供の間(あひだ)に知れ渡つてゐるにも拘(かか)はらず本当の値打が僅かに亜剌比亜(アラビア)語学者にしか認められてゐないと云ふ感慨が洩(も)れて出た...
芥川龍之介 「リチヤアド・バアトン訳「一千一夜物語」に就いて」
...理想の淨化作用を溌剌の儘に保つ爲の第一要件である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...そして体臭と悍馬(かんば)と喚声と溌剌(はつらつ)とが原色の大洋のように密集して...
谷譲次 「踊る地平線」
......
豊島与志雄 「浅間噴火口」
...元気溌剌(はつらつ)たる時であって...
豊島与志雄 「死刑囚最後の日解説」
...溌剌(はつらつ)さが熱情が現われていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
......
豊島与志雄 「白塔の歌」
...阿剌比亜(アラビヤ)の香水のはいった石鹸を丁寧に塗りながら...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...それはいろいろの菊のさまざまの花びらを亜剌比亜模様のやうに紙にしいて暫く圧しをかけてから出してみると匂のいい毛氈になつてるのである...
中勘助 「銀の匙」
...この曲にはバッハの溌剌(はつらつ)たる信仰と...
野村胡堂 「楽聖物語」
...彼等の元気溌剌(はつらつ)たる過渡期の詩人は...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...花剌子模(ホラズム)国の回々(ふいふい)教伝道師...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...健全発剌たる精神が肉体も同じく健全発剌にしておく傾向は全然ないと云おうとするものではない...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...元気溌剌たる若者でさえ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ツイ近くのB町に起った虎列剌(コレラ)事件を……知っているが立消えになったから真相は知らないと云うのか...
夢野久作 「無系統虎列剌」
...持って構えている胆剌(きもざし)の先で...
吉川英治 「江戸三国志」
...清新溌剌な將來への精神文化の信念でなくてはならないと思ふが...
吉川英治 「折々の記」
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