...其感覚が余りに溌剌としてゐるので...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...蕃蛇剌馬(ばんじゃらあまん)……船着(ふなつき)の貿易所...
泉鏡花 「印度更紗」
...きゝおよびたる文雅(ぶんが)の人をも剌問(たづね)ざりしは今に遺憾(ゐかん)なり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...それにもなんら溌剌たる興味を感じないようになったのである...
モーリス・ルヴェル 田中早苗訳 「或る精神異常者」
...従つて家庭に於ける描写は溌剌たる生気を見せてゐる...
田山録弥 「尾崎紅葉とその作品」
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豊島与志雄 「運命のままに」
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豊島与志雄 「塩花」
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豊島与志雄 「常識」
...少年というものについて吾々が想像するような朗らかさと溌剌さとの輝きを...
豊島与志雄 「少年文学私見」
...綾子は溌剌としたなかに危っけのある素純な娘で...
豊島与志雄 「人間繁栄」
...**明治維新の溌剌(はつらつ)たる精神を一貫せねばならないのだ...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...溌剌と昂揚してくるんだね...
久生十蘭 「金狼」
...まるで亜剌比亜夜話(アラビヤンナイト)の王子のようになった...
久生十蘭 「南部の鼻曲り」
...溌剌とした興味を植ゑつけた名篇である...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
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正岡子規 「墨汁一滴」
...溌剌たる人間であって...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...文化は溌剌(はつらつ)と清新を呈してきて...
吉川英治 「三国志」
...この動きにあの溌剌(はつらつ)とした美しさを与えるのであろう...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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