...御前(ごぜん)講演の添削(てんさく)をしたり...
芥川龍之介 「文章」
...君は丹念に鉛筆を削り上げた...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...(五行削除)」二(三十一字削除)この水兵の話やまたその後フランスへ行ってからのいろんな人達の話で...
大杉栄 「日本脱出記」
...頂を削るは内情なき所以...
イー、エー、ゴルドン 高楠順次郎訳 「弘法大師と景教との關係」
...此機会に削除(さくじょ)し...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...(ただドン・ディエーグの独白とロドリーグの独白はあまり長いので削ってあった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...もちろん、絵は荒削りで、いろいろな欠点もありました...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...米友のはよく切れない剃刀(かみそり)で削(けず)ったのだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...毛は少し削(そ)げたかも知れない」「成程そいつは気が付かなかった...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...灯の湧いた街ではシュッシュッ氷を削る音がする...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...白高麗から削り取つたやうにも見える...
室生犀星 「忘春詩集」
...スプーンで殻の内壁についた白身を削りとり...
森於菟 「オフ・ア・ラ・コック・ファンタスティーク」
...木を削(けず)りかけにして羽だとか毛だとかを巧みに現します...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...楊(やなぎ)や白膠木(ぬるで)の木を削っていろいろの飾りをつけた祝い棒がこのために銘々(めいめい)に与えられる...
柳田国男 「こども風土記」
...」義兄は立ち上ると膝に溜つた削り屑をぽん/\と音高く叩いた...
横光利一 「悲しめる顔」
...寸土尺地にも鎬(しのぎ)を削りあって他事もない有様の折である...
吉川英治 「上杉謙信」
...臂(ひじ)の骨を鋭利な刃ものでガリガリ削るのであった...
吉川英治 「三国志」
...心なしか去年あたりより幾ぶん肉の削(そ)げたかに見える眼もとではあるが...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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