...イヤ楊枝(ようじ)を削る...
泉鏡花 「歌行燈」
...ヒョイと削(そ)がれた形で...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...大小数百千悉(こと/″\)く方(しかく)をなして削(けず)りたてたるごとく(かならず方(かく)をなす事下に弁(べん)ず)なるもの幾千丈の山の上より一度(ど)に崩頽(くづれおつ)る...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...氷のこと削氷(けづりひ)の条(くだり)にいふべし...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...偽を削して実を定め...
高木敏雄 「比較神話学」
...木質(もくしつ)を削り...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...露骨な形容をところどころ削ったりした...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...削り立つたやうな氷塊が重畳してゐて...
豊島与志雄 「北極のアムンセン」
...かえってあとから削除(さくじょ)すると失礼になりますから」「そうですか...
夏目漱石 「野分」
...すべて適法の削除を受けている...
久生十蘭 「海難記」
...外国人に関する条規は総(す)べてこれを削除すること...
穂積陳重 「法窓夜話」
...〔訳註1〕このパラグラフの冒頭には第一版では次の一文があったが第二版以下では削除された...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...どんなに好く削った板の縁(ふち)も線にはなっていない...
森鴎外 「かのように」
...然らば宗家の封(ほう)を削らせて...
森鴎外 「椙原品」
...それだって変化をつけるためであって削除するためではない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...平に削(けず)ったりあるいはそれを磨いたりすることは...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...断崖の岩を削って...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...病躯(びょうく)を削(けず)ってゆく――清麿は...
吉川英治 「山浦清麿」
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