例文・使い方一覧でみる「刻」の意味


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...それからあの大理石の塊へ半ば人間を彫した作品...   それからあの大理石の塊へ半ば人間を彫刻した作品の読み方
芥川龍之介 「文芸鑑賞講座」

...おれにとっての深な経験も...   おれにとっての深刻な経験もの読み方
豊島与志雄 「花ふぶき」

...古枩の名の由来をして後世に伝へたしと...   古枩の名の由来を刻して後世に伝へたしとの読み方
永井荷風 「断腸亭日乗」

...来る十五日午(うま)のには迎えに行くといって法然が告げる夢を見て...   来る十五日午の刻には迎えに行くといって法然が告げる夢を見ての読み方
中里介山 「法然行伝」

...下の困難を救う一時の方便上...   刻下の困難を救う一時の方便上の読み方
夏目漱石 「文芸委員は何をするか」

...其時(そのとき)御米(およね)は先(さつき)よりは大分(だいぶ)輕快(けいくわい)になつてゐたからである...   其時御米は先刻よりは大分輕快になつてゐたからであるの読み方
夏目漱石 「門」

...ほんの四半の間だね」お今を殺したのも...   ほんの四半刻の間だね」お今を殺したのもの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...午後七時、定どおり、はじめられた...   午後七時、定刻どおり、はじめられたの読み方
火野葦平 「花と龍」

...秒をむ時計の音に...   秒を刻む時計の音にの読み方
火野葦平 「花と龍」

...時も関はず出発してしまふといふのが常々からのお心掛けのさうだが...   時刻も関はず出発してしまふといふのが常々からのお心掛けのさうだがの読み方
牧野信一 「ダニューヴの花嫁」

...まだ薬を飲む時には少し早いのであるが...   まだ薬を飲む時刻には少し早いのであるがの読み方
正岡子規 「病牀六尺」

...そのそばにカルーゾーが大きく口をあけてうたっている大理石の彫が飾ってある...   そのそばにカルーゾーが大きく口をあけてうたっている大理石の彫刻が飾ってあるの読み方
三浦環 「お蝶夫人」

...ぢやつてもらはう」と親方はシャツのポケットから手帖をとり出して鉛筆で何か書きはじめた...   ぢや刻つてもらはう」と親方はシャツのポケットから手帖をとり出して鉛筆で何か書きはじめたの読み方
宮地嘉六 「老残」

...半ほどすると、孔明の面上に、ぽっと血色が甦(よみがえ)ってきた...   半刻ほどすると、孔明の面上に、ぽっと血色が甦ってきたの読み方
吉川英治 「三国志」

...そして、一もはやく、この状況(じょうきょう)を、伊那丸(いなまる)の本陣へ知らせようと、大空ななめに翔(か)けおりる――するとそのまえから、法師野の大庄屋(おおしょうや)狛家(こまけ)の屋敷を横奪(おうだつ)して、わがもの顔にすんでいた和田呂宋兵衛は、腹心の蚕婆(かいこばばあ)や昌仙(しょうせん)をつれて、庭どなりの施無畏寺(せむいじ)へでかけて、三重の多宝塔(たほうとう)へのぼり、なにか金目(かねめ)な宝物(ほうもつ)でもないかと、しきりにあっちこっちを荒らしていた...   そして、一刻もはやく、この状況を、伊那丸の本陣へ知らせようと、大空ななめに翔けおりる――するとそのまえから、法師野の大庄屋狛家の屋敷を横奪して、わがもの顔にすんでいた和田呂宋兵衛は、腹心の蚕婆や昌仙をつれて、庭どなりの施無畏寺へでかけて、三重の多宝塔へのぼり、なにか金目な宝物でもないかと、しきりにあっちこっちを荒らしていたの読み方
吉川英治 「神州天馬侠」

...余りに深な経験でありすぎた...   余りに深刻な経験でありすぎたの読み方
吉川英治 「新書太閤記」

...夏の暴風(あらし)で破損した欄間彫(らんまぼり)へ二人の塗師(ぬりし)と三人の彫師(ほりし)とが来て...   夏の暴風で破損した欄間彫へ二人の塗師と三人の彫刻師とが来ての読み方
吉川英治 「親鸞」

...大きく八(やつ)を打った...   大きく八刻を打ったの読み方
吉川英治 「鳴門秘帖」

「刻」の読みかた

「刻」の書き方・書き順

いろんなフォントで「刻」

「刻」の英語の意味

「刻なんとか」といえば?   「なんとか刻」の一覧  


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