...停車場では入場券まで買うて見送ってくれた...
伊藤左千夫 「浜菊」
...さらにフランスからヨーロッパ諸国へ廻る旅券を貰う必要があった...
大杉栄 「日本脱出記」
...彼等を見ていたのを見つけられては自分の沽券(こけん)にかかわるような気がしたからである...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...回数券を持ってる癖に...
辰野九紫 「青バスの女」
...そこで任は金を受け取って地券を大成に...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「珊瑚」
...もう日本国内だから旅券なんか要らないさと私は威張ってみたものの二度も紛失したんではどうも後始末が厄介である...
谷譲次 「踊る地平線」
...大街道へ出かけて映画観賞(入場券を貰つたので)...
種田山頭火 「松山日記」
...だから僕は自分の入場券だけを急いでお返しする...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...ところが旅行券のやつめ! 黄色なんだ...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...強く烈(はげ)しい命に生きたと云う証券を飽(あ)くまで握りたかった彼には...
夏目漱石 「門」
...ところが叔父は入場券なしに入って来たことを薫にだけ打明けた...
原民喜 「地獄の門」
...まるで不景気な外食券食堂のかみさん...
山本周五郎 「季節のない街」
...この日も叔父の貞吉は矢代所持の株券の相場や切替の話をすませてから...
横光利一 「旅愁」
...そこでここの飛び領は、地券と共に、おまえらに譲ってやる...
吉川英治 「私本太平記」
...軍札(ぐんさつ)と米券(べいけん)でござんしょ」「そうだ」「そいつがどうも困るんで...
吉川英治 「新書太閤記」
...その身売り証券は...
吉川英治 「平の将門」
...従ってかかる有価証券に対する利子率を一般市場率以下に引下げる...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...一定量のかかる大蔵省証券を銀行業者は安全なかつ売口のよい投資物として要求する...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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