...ハツバス・ダアダアは必ずおのれが刪潤(さんじゆん)せしを告ぐ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...大体の筋さえ通れば勝手に省略したり刪潤(さんじゅん)したり...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...後漢書の作者たる范曄は支那史家中、最も能文なる者の一なれば、其の刪潤の方法、極めて巧妙にして、引書の痕跡を泯滅し、殆ど鉤稽窮搜に縁なきの恨あるも、左の數條は明らかに其馬脚を露はせる者と謂ふべし...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...刪潤不止...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...山陽が最後に手を政記に下して、「それに昼夜かゝり、生前に整頓」しようとした以上は、「猶著眼鏡、手政記、刪潤不止、(中略、)乃閣筆、不脱眼鏡而瞑」と書するも或は妨(さまたげ)なからう...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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