...彼女は利発な人で、いろいろなことをうまくできる...
...利発さは仕事の面接などで評価されることがある...
...彼は利発な商売人で、多くの利益を上げている...
...幼い頃から利発だったため、成績も優秀だった...
...利発な発想で問題を解決することができる...
...この利発(りはつ)らしい娘に違いなかった...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...生国は越後で眼に一丁字もない無学文盲でしたけれども、性来の利発もの、お世辞はないが実直でなかなかたのもしい女でした...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...夫の頭を支配していたものは遠く牡鹿山の奥御殿に於ける情景であって、父の云い付けで餘儀(よぎ)なく娶(めと)った新妻に対しては、自分より七つ歳下の、一人の利発な、罪のない少女として傍観するより以上の気持になれなかったのである...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...その利発そうな顔...
豊島与志雄 「傷痕の背景」
...高い利発らしい額...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...改めてどうしよう――さすが利発な少年が...
中里介山 「大菩薩峠」
...哈利発(ハリハ)の墓やマメリュクスの墓を見たり...
野上豊一郎 「七重文化の都市」
...カイロ東郊の哈利発(ハリハ)の墓やマメリュクスの墓などの比較になるものではない...
野上豊一郎 「七重文化の都市」
...下町娘らしい利発者でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...綺麗で利発なので...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...間もなく十三くらいの利発そうな小僧をつれて来ました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...大変御利発なそうで――」セエラはミス・ミンチンの顔を見つめたまま...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...利発な妹とであったのだ...
長谷川時雨 「議事堂炎上」
...男振(をとこぶり)にがみありて利発らしき眼(まな)ざし...
樋口一葉 「大つごもり」
...格別利発ともはげしいとも人は思ふまじ...
樋口一葉 「ゆく雲」
...讃州さま(頼胤)は御利発ではあらせられるが...
山本周五郎 「新潮記」
...その娘がまたなかなかの別嬪(べっぴん)の利発もので...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...そのたわけを家中の人が分別者利発人とほめる...
和辻哲郎 「埋もれた日本」
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