...彼女は利発な人で、いろいろなことをうまくできる...
...利発さは仕事の面接などで評価されることがある...
...彼は利発な商売人で、多くの利益を上げている...
...幼い頃から利発だったため、成績も優秀だった...
...利発な発想で問題を解決することができる...
...この利発(りはつ)らしい娘に違いなかった...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...この少女なかなか利発もので生徒を驚かしていた...
石原莞爾 「戦争史大観」
...それとも利発ゆえに信じるのか...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...いつしか色少し蒼(あお)ざめて髪黒々としとやかなる若き婦人(おんな)の利発らしき目をあげてつくづくとわが顔をながめつつ「いかがでございます?」というようなる心地(ここち)して武男が母は思わずもわななかれつ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...所が非常に利発らしいので...
豊島与志雄 「或る女の手記」
...きわめて怜悧(れいり)で利発だったので...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...「あの若者は、利発じゃが、気をつけんといかん」綱手は、一々自分のことを指されているのだと感じた...
直木三十五 「南国太平記」
...しかし、天性、利発で、侠気があって、腕が優れているというところが、どこまでも祟(たた)るらしい...
中里介山 「大菩薩峠」
...哈利発(ハリハ)オマルの派遣したアムル・イブン・エル・アジという猛将が攻め込んで来て...
野上豊一郎 「七重文化の都市」
...利発らしい少年ですが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何て御利発な――」「ええ...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...利発な妹とであったのだ...
長谷川時雨 「議事堂炎上」
...只今も申し上げました通りほんとうに御利発で御聡明である上に...
浜尾四郎 「殺された天一坊」
...格別利発ともはげしいとも人は思ふまじ...
樋口一葉 「ゆく雲」
...利発で機転のきく脳細胞がもう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...讃州さま(頼胤)は御利発ではあらせられるが...
山本周五郎 「新潮記」
...生来、利発な蘭丸は、凝然(ぎょうぜん)と坐りなおしていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...そのたわけを家中の人が分別者利発人とほめる...
和辻哲郎 「埋もれた日本」
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