...利欲にかられて嘘をつくのはよくない...
...彼は利欲にまみれた企業の経営者だ...
...苦労を厭わず利欲を追求する生き方は意味がない...
...利欲に駆られて違法行為を働く人々が社会問題となっている...
...彼は利欲に溺れ、大金を手にしても満足することができなかった...
...己の利欲の爲に此村を取ると云ふことは何たることでございましやう...
田中正造 「土地兼併の罪惡」
...中には寐(ね)ていながら多分の利欲を貪(むさぼ)る事を相考え候者もこれ有るよう相聞え...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...金銭上の利欲や売名のためだったとは断定出来まい...
戸坂潤 「社会時評」
...求道者が利欲に貪婪(どんらん)なる時...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...利欲につくのは――益満だけに...
直木三十五 「南国太平記」
...自我の利欲に目の眩(くら)む必要がある...
永井荷風 「監獄署の裏」
...利欲のほかに恬淡としてゐた...
長谷川時雨 「水色情緒」
...そしてそれを利欲のために秘していることをも思い起こした...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...利欲に耽る...
森鴎外 「追儺」
...もしも利欲と恐怖とに苦しめらるるならば...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その根元の動機は決して利欲のみではなかった...
柳田国男 「雪国の春」
...必要からではなく利欲のためだ...
山本周五郎 「さぶ」
...きさまがおれを罠にかけたのは利欲のためではない...
山本周五郎 「失蝶記」
...おのれの権勢や利欲にも貪婪(どんらん)に執着(しゅうじゃく)する...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...議会の乱闘なぞとは全然正反対の意味に於けるアラワレなので……しかもその目的が利欲の観念を含まぬ...
夢野久作 「「生活」+「戦争」+「競技」÷0=能」
...君恩をかさに着て利欲名聞(みょうもん)のほか何ものもない行状は...
吉川英治 「私本太平記」
...自己保身を目的とした一つの利欲だ」と崇徳院に罵(ののし)らせ...
吉川英治 「随筆 新平家」
...おのれの利欲にも強かった...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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