...豪放な口の利方をするのを待つてゐて...
田中貢太郎 「雑木林の中」
...鈍(のろ)くさい口の利方(ききかた)や...
徳田秋声 「あらくれ」
...一部の主家の親族や老臣たちを擁(よう)してもっぱら毛利方に好意を寄せている侍たちの中から五...
吉川英治 「黒田如水」
...毛利方のお船手が十人余り兵糧船から上陸(あが)って...
吉川英治 「黒田如水」
...しかも毛利方と通謀している物騒なる味方には...
吉川英治 「黒田如水」
...「――御着(ごちゃく)の小寺政職(おでらまさもと)も、摂津の荒木村重に誘われて、ともに寝返りを約し、毛利方へ向って、援軍を要請(ようせい)した形跡(けいせき)があります...
吉川英治 「黒田如水」
...で、彼は不きげんな色になって、「かような古旗は、当家にとって用もなし、ここの宝物としておくにも、おかしなものだ」と、首洗い池へ捨てさせたとか、足のさきで蹴ったとか、とにかくそんな風聞も一ト頃、足利方の士を、いきどおらせていたのであった...
吉川英治 「私本太平記」
...なぜ足利方へ、あのような」「いや、ここは仕方がない...
吉川英治 「私本太平記」
...足利方は、要害七ヵ所七度のたたかいも、ついぞ負け色をみせず、行くところで勝ち、十九日、尊氏の馬は、もう鎌倉の内へ突き入っていたのである...
吉川英治 「私本太平記」
...山陽などの足利方の水軍の間に用いられているらしい水路の関所札(せきしょふだ)――つまり船鑑札(ふなかんさつ)であり...
吉川英治 「私本太平記」
...宮方と足利方とは...
吉川英治 「私本太平記」
...足利方で立てた光明院の朝廷は...
吉川英治 「私本太平記」
...毛利方に戦捷(せんしょう)があったとはいいがたい...
吉川英治 「新書太閤記」
...宇喜多は多年わが毛利方の一翼だったが...
吉川英治 「新書太閤記」
...毛利方のあちこちの城へも...
吉川英治 「新書太閤記」
...いうと?」「つまり……毛利方から提示して来た条件というのは...
吉川英治 「新書太閤記」
...もう一歩毛利方において譲歩を示すならば...
吉川英治 「新書太閤記」
...毛利方の陣営は旋風(せんぷう)のごとき驚きと茫然(ぼうぜん)たる自失に見舞われていた...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??