...人間の口の利方(ききかた)だ?……ほい...
泉鏡花 「浮舟」
...おつぎはどうかすると目(め)の邊(へん)に在(あ)る雀斑(そばかす)が一種(しゆ)の嬌態(しな)を作(つく)つて甘(あま)えたやうな口(くち)の利方(きゝかた)をするのであつた...
長塚節 「土」
...北畠満雅阿射賀(あさか)城に拠りしを足利方の大将土岐持益囲んで水の手を留めた節も...
南方熊楠 「十二支考」
...兎に角一廉(ひとかど)の利方だと...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...一部の主家の親族や老臣たちを擁(よう)してもっぱら毛利方に好意を寄せている侍たちの中から五...
吉川英治 「黒田如水」
...毛利方の軍備というのは...
吉川英治 「黒田如水」
...毛利方に捨てられた伊丹の城は...
吉川英治 「黒田如水」
...そして序戦にやぶれ去った足利方の先鋒(せんぽう)高ノ師泰(もろやす)は...
吉川英治 「私本太平記」
...期せずして先おととい頃からこの地方へ逃げ集まって来た足利方の兵馬だった...
吉川英治 「私本太平記」
...とくに、足利方は弱った...
吉川英治 「私本太平記」
...毛利方へ随身せりとの噂が立っておりまする...
吉川英治 「新書太閤記」
...そしてその年七月の烈風の夜――毛利方の大船団が大坂港へはいったのを見とどけると...
吉川英治 「新書太閤記」
...毛利方の末近(すえちか)左衛門が...
吉川英治 「新書太閤記」
...毛利方のあちこちの城へも...
吉川英治 「新書太閤記」
...毛利方のうちでも今度の和議を心から迎えていなかった強硬組の面々は...
吉川英治 「新書太閤記」
...毛利方から二名の人質を送って参りました」という件であった...
吉川英治 「新書太閤記」
...「毛利方に何の異状も見えないか」を殿軍(しんがり)の森勘八に問い合わさせた...
吉川英治 「新書太閤記」
...しまった!と、毛利方では、歯がみをしたにちがいない...
吉川英治 「茶漬三略」
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