...そのことごとく利己的な...
有島武郎 「卑怯者」
...利己的な人のものになることはない...
ジェイムズ・アレン James Allen 大久保ゆう訳 「朝に想い、夜に省みる」
...彼は友人の利己的なのに驚いたが...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...元来甚だ利己的なり...
高木敏雄 「比較神話学」
......
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...そして一度そう感じた時には、暗黒な気分、利己的な配慮、健康の心配、などに浸り込んで人間ぎらいになった――昔自分の感激や憎悪(ぞうお)を刺激したような事柄にたいしてはことごとく無関心になって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...利己的な苦悩の中にあって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼らは利己的な本能に駆られて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ほとんど利己的なもので他の考えよりもずっと男らしくないものだったが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...利己的な心の者らよよく知るがよい...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...利己的な道へ誘惑されるのもまた...
中井正一 「地方文化運動報告」
...利己的な決心であったのだ...
平林初之輔 「秘密」
...むろん私は掠奪や殺人や放火を企てそして公共の安寧のいつはれる楯にかくれて最も卑しい利己的な目的をねらつてゐる革命の輩の味方ではない...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...私の意志は實にしばしば利己的な打算が紡ぐ網の中に捲き込まれてしまふのである...
三木清 「人生論ノート」
...彼が利己的な人間であるためであるよりも...
三木清 「人生論ノート」
...利己的な結婚沙汰(ざた)さえなければ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それはすなわち強者の利己的な唯我独尊(ゆいがどくそん)の対立状態をよいとすることになろう...
矢部貞治 「政治学入門」
...いかにも肺病患者(テーベー)らしい卑劣な利己的な感情を...
蘭郁二郎 「※[#「氓のへん/(虫+虫)」、第3水準1-91-58]の囁き」
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