...研究者として御利巧な分析をすることができる...
...彼は人前で話すのが御利巧で、多くの人々を魅了した...
...御利巧に手編みしたマフラーをプレゼントした...
...叔母の料理は、味も見た目も御利巧で、家族に愛されている...
...御利巧に彼女の機嫌をとることができたため、喜んでくれた...
...利巧な甥としてしんから愛して来ました...
太宰治 「新ハムレット」
...つまり利巧だつたのである...
太宰治 「道化の華」
...ふだんあんなに利巧そうに涼しく振舞っているだけに...
太宰治 「パンドラの匣」
...「おまえは利巧な猫ですからわかるでしょうが...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...それから彼等は日本人が考えているよりも案外利巧な処もあるようである...
戸坂潤 「社会時評」
...却って利巧なのではないかとさえ思ったことも少くはなかった...
戸坂潤 「『唯研ニュース』」
...利巧(りこう)な彼は...
夏目漱石 「明暗」
...あんなに着物が汚れる筈はなかつたんだ」「――」「國松は利巧者で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お猿はお玉と言って、利巧な雌猿、芸はうまいそうで」「――」「それに、気に入ったことに」「何が気に入ったんだ」「信吉には、綺麗な妹がありますよ、お浜と言って十九だそうで、洗いざらしの、縞もあやしくなった木綿の袷(あわせ)、兄の世話をしながら、内職の玩具を拵(こさ)えて居るが、これが大した代物だ」「娘のこととなると、恐ろしく眼が早いんだな」「井戸端に陣取って、一刻半も待ちましたよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...殺す工夫だ」「――」「あの娘は利巧(りかう)だから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...芯(しん)が利巧だつたり」「自分を引合ひに出すから世話ない...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...こんなに利巧な筈はなく...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...俺たちより利巧だった...
久生十蘭 「地底獣国」
...利巧(りこう)なようでも女は女だ...
森本薫 「女の一生」
...返答をするより本気にしない方がはるかに利巧でございます...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...利巧なれば利巧なるほど...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「あいつも猾(ずる)いがあっしも利巧(りこう)じゃあねえ...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...きょうだいじゅうではいちばん利巧でしょう...
山本周五郎 「末っ子」
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