...これはたいそう利口ながちょうらしかった...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「カシタンカ」
...「時男さんは利口な子だのに...
土田耕平 「時男さんのこと」
...けれど、可愛(かわい)らしい、おとなしい、利口な子だから、わたし大好きなのよ...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...あれほど利口なこの動物がどうして人間の無力を見抜いてあばれださないか不思議に思われて来る...
寺田寅彦 「映画雑感(3[#「3」はローマ数字、1-13-23])」
...店員としてはとても利口なやつでさぁ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「赤毛連盟」
...あの利口な国民がこのうえなしにのろまな国民を征服して...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...いったいわたしは何をいっているのだ! ロマン派はいつだって利口なものに決まっている...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...そんな利口な連中は...
中谷宇吉郎 「大謀網」
...余り利口な方法とは言われなくなる...
中谷宇吉郎 「凍上の話」
...是れ己が利口なるの時に於て発するの批評なり...
夏目漱石 「人生」
...これが利口な人の特色かも知れない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...「あなたは、お利口なのね...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...全員四百余人のなかで最も利口な連中で...
久生十蘭 「海難記」
...あの位利口な人ですから...
平出修 「瘢痕」
...私がともかく帰ってくるつもりなら――ただ例の人と散歩するだけの目論(もくろみ)なら――サン・トゥースタッシュに迎えにくるように頼むなんてことは利口なことじゃない...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...「大佐がおめでたいほど利口なら...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...「とても利口なお方だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...それを最も利口な文明的生活だと思っている...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
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