...もともとルーファス・ペンベリーという男は――ドブズというのはかりの名にすぎなかった――意志の強い、利口な男だった...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「予謀殺人」
...いわゆる利口な大人が目の色を変えて読み...
太宰治 「小説の面白さ」
...何故宝石を盗らなかったでしょうか」「それは賊が利口な奴で...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「ペルゴレーズ街の殺人事件」
...も少し利口なものよ! (口調を柔らげて...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...店員としてはとても利口なやつでさぁ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「赤毛連盟」
...いったいわたしは何をいっているのだ! ロマン派はいつだって利口なものに決まっている...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...政友会が之れと相結托したるの却つて利口なるを信ぜむとするに至れり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...」「あんたは利口なのをたいそう御自慢ね...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...何事にも気のつく利口な女であった...
永井荷風 「申訳」
...利口な ことを いふと 張は かんしんしながら...
新美南吉 「驢馬の びつこ」
...喜太郎はませた利口な少年で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「何處にお前がびつくりするやうな利口な人間が居るんだ」よく晴れた二月の晝下り...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「あなたは、お利口なのね...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...お利口なかけすさんだこと」うしろに...
久生十蘭 「キャラコさん」
...ただ小利口なだけなんだよ...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...利口なお嬢さんだったので...
三浦環 「お蝶夫人」
...こんな利口な弟子を取つたことがない...
宮原晃一郎 「虹猫の話」
...それを最も利口な文明的生活だと思っている...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
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