...大野は矢ツ張り利口だ――自己の生活を確かめる爲めに...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...學問があるとか金があるとか利口だとか言ふので無くほんとうに生きてゐる人達――さう言ふ人達はことに佐渡に澤山殘つてゐるのだから――さう言ふ人達が...
江南文三 「相川おけさ」
...大體僕は利口だからそれとなく何時も部下に火をつけさせてゐたんだよ...
小穴隆一 「二つの繪」
...「お前は利口だよ...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...利口だったからこそ...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「予謀殺人」
...お利口だったねえ...
太宰治 「冬の花火」
...君は中々利口だと...
谷崎潤一郎 「細雪」
...その金で飲んだ方が利口だと思うね...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「追放されて」
...自分を頭がいいと思い利口だと思う人は先生にはなれても科学者にはなれない...
寺田寅彦 「科学者とあたま」
...土方の方が俺より利口だと思った...
直木三十五 「近藤勇と科学」
...当節あ利口だろうぜ」「ええ」深雪は...
直木三十五 「南国太平記」
...二人共恐ろしく利口だから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お蝶さんは人間が利口だから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...利口だと言われています...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...自分が大へん利口だと思つたのです...
宮原晃一郎 「虹猫の話」
...利口だと云って褒められて...
宮本百合子 「いとこ同志」
...どんな者が見たって利口だとは思えない表情を作って居る...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...こいつなかなか利口だわいなどと考えている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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