...手前はなかなか利口だ」モレロはにこにこした...
海野十三 「恐竜島」
...大體僕は利口だからそれとなく何時も部下に火をつけさせてゐたんだよ...
小穴隆一 「二つの繪」
...余りに利口だった...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...その金で飲んだ方が利口だと思うね...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「追放されて」
...自分を頭がいいと思い利口だと思う人は先生にはなれても科学者にはなれない...
寺田寅彦 「科学者とあたま」
...が子供は利口だ...
豊島与志雄 「女客一週間」
...自分が早く嫁にでも行く工夫をした方がよっぽど利口だよ...
夏目漱石 「行人」
...比較研究と云うんだ」「そう」と細君は利口だから...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...どうしてどうして」「手前より利口だと解ったのかい...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...尤も敬吉どんは恐ろしく利口だから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お蝶さんは人間が利口だから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...知世子は利口だから...
久生十蘭 「予言」
...驚くほどに利口だった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黒猫」
...「お前は利口だし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...もう少し利口だったらジョン・ギルレイの口車には乗らなかったでしょう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...刑事が出立(しゅったつ)する頃には確実に居場所を突き止めてますよ」「シャボー君はお利口だ」シャボーが赤面しながら...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...「うむ、よし/\、ゴメンと云へば何でするものか、うむ、Hは利口だ...
牧野信一 「余の倅に就いて」
...どんな者が見たって利口だとは思えない表情を作って居る...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
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