...大野は矢ツ張り利口だ――自己の生活を確かめる爲めに...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...學問があるとか金があるとか利口だとか言ふので無くほんとうに生きてゐる人達――さう言ふ人達はことに佐渡に澤山殘つてゐるのだから――さう言ふ人達が...
江南文三 「相川おけさ」
...大體僕は利口だからそれとなく何時も部下に火をつけさせてゐたんだよ...
小穴隆一 「二つの繪」
...お利口だったねえ...
太宰治 「冬の花火」
...君は中々利口だと...
谷崎潤一郎 「細雪」
...当節あ利口だろうぜ」「ええ」深雪は...
直木三十五 「南国太平記」
...女はなかなか利口だ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...二人共恐ろしく利口だから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...尤も敬吉どんは恐ろしく利口だから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お蝶さんは人間が利口だから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...利口だと言われています...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...知世子は利口だから...
久生十蘭 「予言」
...『お前は利口だし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...テンプルさんは利口だし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...刑事が出立(しゅったつ)する頃には確実に居場所を突き止めてますよ」「シャボー君はお利口だ」シャボーが赤面しながら...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...自分が大へん利口だと思つたのです...
宮原晃一郎 「虹猫の話」
...利口だと云って褒められて...
宮本百合子 「いとこ同志」
...こいつなかなか利口だわいなどと考えている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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