...手前はなかなか利口だ」モレロはにこにこした...
海野十三 「恐竜島」
...學問があるとか金があるとか利口だとか言ふので無くほんとうに生きてゐる人達――さう言ふ人達はことに佐渡に澤山殘つてゐるのだから――さう言ふ人達が...
江南文三 「相川おけさ」
...大體僕は利口だからそれとなく何時も部下に火をつけさせてゐたんだよ...
小穴隆一 「二つの繪」
...君は中々利口だと...
谷崎潤一郎 「細雪」
...が子供は利口だ...
豊島与志雄 「女客一週間」
...土方の方が俺より利口だと思った...
直木三十五 「近藤勇と科学」
...自分が早く嫁にでも行く工夫をした方がよっぽど利口だよ...
夏目漱石 「行人」
...どうしてどうして」「手前より利口だと解ったのかい...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あの女は恐ろしく利口だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...自分は何度となく「お利口だ」といわれたことがある...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...あなたは利口だから」先生は口を尖らしましたが...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...「お前は利口だし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...テンプルさんは利口だし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...刑事が出立(しゅったつ)する頃には確実に居場所を突き止めてますよ」「シャボー君はお利口だ」シャボーが赤面しながら...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...「うむ、よし/\、ゴメンと云へば何でするものか、うむ、Hは利口だ...
牧野信一 「余の倅に就いて」
...どうも君のほうが僕より利口だと...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...どんな者が見たって利口だとは思えない表情を作って居る...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...こいつなかなか利口だわいなどと考えている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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