...利刃で果物を切るのはスムーズだ...
...彼は利刃で相手を切り伏せた...
...斬新なアイデアは、利刃のように鋭いものだ...
...山の中を歩くために利刃のように鋭いナイフが必要だ...
...利刃を覚えたシェフは、ものすごい包丁さばきをする...
...あたかも利刃を揮(ふる)って泥土を斬(き)るに等しい何らの手答えのない葛藤を何年か続けた後に...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...一は利刃、一は鈍鏨、一見して性格の相反する二人はどういう点で意気投合したのか、翌六年には陸奥の次男潤吉を市兵衛の養子とする約を結ぶに至った...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...彼の心理的利刃は致命的にも外面的なものであって...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...この女王様の第一の利刃(りじん)は軽蔑です...
中里介山 「大菩薩峠」
...雪の峯角に冷たい利刃のような閃めきが明滅するや...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...顋(あご)のあたりに利刃(りじん)がひらめく時分にはごりごり...
夏目漱石 「草枕」
...やがて其歌ふを聞けば曰く天地乾坤(けんこん)みな一呑や草の庵大千起滅す一塵(いちぢん)の裡(うち)味ひ得たり渋茶一ぱい利刃一閃浮世を斬(きつ)て真ッ二ツ活血(くわつけつ)流れよ未来万年 (白表女学雑誌)嗚呼(あゝ)是れ健康なる思想の表彰として賀すべきの事なりや...
山路愛山 「凡神的唯心的傾向に就て」
...わが利刃(りじん)を試みてから広言を吐け」と罵り返し...
吉川英治 「三国志」
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