...己れを利し併せて他を利するなりと云ふ訓令を與へたのは...
竹越與三郎 「日本の眞の姿」
...マルクス主義の「退潮期」を利して現われたものが...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...一人の青年が黙々と長身を利して...
中井正一 「地方文化運動報告」
...日本の科学が諸外国を利しているよりも...
中谷宇吉郎 「科学と国境」
...ちょうど若い娘がそこで勝利した舞踏会のことを覚えているように……翌日...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...其宗教を以て國事に利したるの例甚少なからず...
福沢諭吉 「帝室論」
...それを勝利したのでジョージ卿の意図がなおさらわからなくなった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...ダンディ号がロングヒル・ハンディキャップ杯を勝利しており...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...ダンディ号がロングヒル・ハンディキャップ杯を三馬身で勝利したという結果が入った時だった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...毫も我を利したりと思はざるのみか...
正岡子規 「病牀譫語」
...トルーマン大統領がこんどの選挙に勝利したについて...
宮本百合子 「現代史の蝶つがい」
...家主が友人の親戚に当るという便利しかないわけです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そのほか、知っている人が何人かあって、便利している由...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...いまこそわが呉は長江の天与を利し...
吉川英治 「三国志」
...月明を利して、ひそかに敵近き四山を巡り、やがて一高地から蜀の陣容を望んで、「こは何事だ」と一瞬、唖然(あぜん)とした後、左右をかえりみて、「有難し有難し...
吉川英治 「三国志」
...「北流する水を利して進むは...
吉川英治 「三国志」
...いまを利して、自分の上にも超え出ようとしている覇者(はしゃ)と、彼を注視していたのだった...
吉川英治 「私本太平記」
...ところが、小次郎は両手を懸けてしまったし、男は、左手だったので、勢いは、小次郎を利し、小次郎のからだが、ぶん廻しみたいに廻った代りに、長柄は、彼の手に移ってしまった...
吉川英治 「平の将門」
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