...しかも別辞もかわさないで別れるのが――別れを告げる隙(ひま)もないほど早くから...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...(だからピューリタンだ!)「御大事になさい……」まるで遠くへ行く人への別辞だ...
中原中也 「分らないもの」
...「研究の自由を拘束する学閥への別辞」というセンチメンタルな文章を発表し教授の職を辞したのであつた...
平林初之輔 「或る探訪記者の話」
......
三好達治 「池のほとりに柿の木あり」
...別辞死へ向って駆け込む...
吉川英治 「上杉謙信」
...同僚に鬱憤(うっぷん)まじりの別辞をのべて...
吉川英治 「大岡越前」
...それがしが真面目に別辞を述べているのに...
吉川英治 「三国志」
...そしてその別辞に...
吉川英治 「三国志」
...――別辞かたがた孔明にもちょっと会って行こう...
吉川英治 「三国志」
...(くれぐれも頼み参らすぞ)と心からいって別辞に代えたものだった...
吉川英治 「三国志」
...とにかく表面ねんごろに別辞をつくした...
吉川英治 「私本太平記」
...一言の別辞を送った...
吉川英治 「私本太平記」
...今生(こんじょう)の別辞から今日までの思い出が...
吉川英治 「私本太平記」
...田崎格太郎夫婦の生涯の別辞だった...
吉川英治 「田崎草雲とその子」
...別辞をのべる者が立った...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...ここで――)と別辞(わかれ)を交わしていた好青年である...
吉川英治 「宮本武蔵」
...将軍家にまた当分の別辞を述べ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...フロイスには親切な態度で別辞を述べ...
和辻哲郎 「鎖国」
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