...別箇の場所で探してみた方が良いかもしれない...
...別箇の問題がある場合は、それぞれ個別に対処する必要がある...
...別箇の人物が関与している可能性がある...
...別箇の業務については、別の担当者が対応しています...
...別箇の時期に再度ご連絡いただけますでしょうか...
...結婚前の恋愛とは別箇のものである...
芥川龍之介 「恋愛と夫婦愛とを混同しては不可ぬ」
...別箇の光景をこの室内に描き出したのである...
石川啄木 「雲は天才である」
...従来の鉱毒運動とはまったく別箇の新運動として...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...この不思議な別箇の肉身を生んだ天地...
高村光太郎 「智恵子抄」
...もし東洋に西洋とは全然別箇の...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...ようやくめいめいが別箇行動を取ることに定(き)めた...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...今それ国費を以て史書を編輯せしむるの可否は別箇の問題に属ししかしてかの重野某及その属僚が果して史家たるの能力を備ふるか否かは余の知らざる所従而(したがつて)その説く所の果して首肯すべきか否かは暫く論ぜず...
津田左右吉 「史論の流行」
...両民族が各々別箇の世界に生活していたことを示すものである...
津田左右吉 「東洋文化、東洋思想、東洋史」
...」その、別箇の問題から、話は沢子のことを離れて、急に飛躍してしまった...
豊島与志雄 「椿の花の赤」
...戦争とは別箇のものだと...
林芙美子 「浮雲」
...この小説の始まりのところでは全然別箇の世界に住んでゐる...
堀辰雄 「プルウスト雜記」
...第一卷の「スワン家の方」あたりではまだ全然別箇の世界に屬するものとして作者から示されてゐるスワン孃とサン・ルウとが...
堀辰雄 「プルウスト雜記」
...駿介という別箇のものをつくって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...おわかりになるでしょう? きちんと用を果す果さないとは全く別箇のことなのよ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...段々別箇の観かたが出て来ました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...薫はまた別箇の存在と見えて優美なふうで...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...がそれは暫くのことで間もなく漸次に彼の怒りは辰子にでもなく三島にでもない全然それらとは別箇の...
横光利一 「悲しみの代價」
...これを別箇に説き降(くだ)して...
吉川英治 「新書太閤記」
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