...別箇の場所で探してみた方が良いかもしれない...
...別箇の問題がある場合は、それぞれ個別に対処する必要がある...
...別箇の人物が関与している可能性がある...
...別箇の業務については、別の担当者が対応しています...
...別箇の時期に再度ご連絡いただけますでしょうか...
...結婚前の恋愛とは別箇のものである...
芥川龍之介 「恋愛と夫婦愛とを混同しては不可ぬ」
...別箇の光景をこの室内に描き出したのである...
石川啄木 「雲は天才である」
...従来の鉱毒運動とはまったく別箇の新運動として...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...別箇の世界が展開せられている筈(はず)である...
太宰治 「フォスフォレッスセンス」
...別箇行動を取ることが多かった)四人は多聞通(たもんどおり)八丁目の電車道でタキシーを下り...
谷崎潤一郎 「細雪」
...何だか妙子と云うものが急に今迄とは別箇のもの...
谷崎潤一郎 「細雪」
...ようやくめいめいが別箇行動を取ることに定(き)めた...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...今それ国費を以て史書を編輯せしむるの可否は別箇の問題に属ししかしてかの重野某及その属僚が果して史家たるの能力を備ふるか否かは余の知らざる所従而(したがつて)その説く所の果して首肯すべきか否かは暫く論ぜず...
津田左右吉 「史論の流行」
...「俺は別だ」との最初の言葉が別箇の独語として心に残りました...
豊島与志雄 「椿の花の赤」
...それは表現とは別箇に独立したものである...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...全く別箇のものであることが容易に看取し得られるであらう...
平林初之輔 「商品としての近代小説」
...ルウ・メルテン及びチエルヌイシエーフスキーよりも別箇の解釈を下してゐるといふ事実である...
平林初之輔 「文学の本質について(二)」
...全く別箇の落語と半分ずつ接ぎ合わせたまやかし物を自演として発表され...
正岡容 「我が圓朝研究」
...だから、私は全く別箇に、親切な友人たちの助力で、どうしてもいるものは、ともかく比較の上で安全の多いところへ移すことにして、疲れない程々にやって居ります、あなたの冬着を心配してそれ丈はどうやら一番がけにうつしましたが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...いまは別箇の信仰をいだいているけれども...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...しかもその由来記はまた別箇の趣を具えていた...
柳田国男 「雪国の春」
...これを別箇に説き降(くだ)して...
吉川英治 「新書太閤記」
...それはそうした皮膚や筋肉とはまったく別箇のものみたいにある絶倫(ぜつりん)な精力だった...
吉川英治 「新書太閤記」
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