...別箇の場所で探してみた方が良いかもしれない...
...別箇の問題がある場合は、それぞれ個別に対処する必要がある...
...別箇の人物が関与している可能性がある...
...別箇の業務については、別の担当者が対応しています...
...別箇の時期に再度ご連絡いただけますでしょうか...
...別箇の光景をこの室内に描き出したのである...
石川啄木 「雲は天才である」
...地球人類とは全く別箇の系統から発達進化した生物である...
海野十三 「科学時潮」
...従来の鉱毒運動とはまったく別箇の新運動として...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...ここがあなたの生れたふるさとこの不思議な別箇の肉身を生んだ天地...
高村光太郎 「智恵子の半生」
...もし東洋に西洋とは全然別箇の...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...愛情と淫慾とを全く別箇に処理することができるたちなので...
谷崎潤一郎 「鍵」
...何だか妙子と云うものが急に今迄とは別箇のもの...
谷崎潤一郎 「細雪」
...今それ国費を以て史書を編輯せしむるの可否は別箇の問題に属ししかしてかの重野某及その属僚が果して史家たるの能力を備ふるか否かは余の知らざる所従而(したがつて)その説く所の果して首肯すべきか否かは暫く論ぜず...
津田左右吉 「史論の流行」
...両民族が各々別箇の世界に生活していたことを示すものである...
津田左右吉 「東洋文化、東洋思想、東洋史」
...「俺は別だ」との最初の言葉が別箇の独語として心に残りました...
豊島与志雄 「椿の花の赤」
...それは表現とは別箇に独立したものである...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...その価値は別箇の価値である...
平林初之輔 「諸家の芸術価値理論の批判」
...いわば全然別箇の世界を私に啓示するきっかけとなった...
堀辰雄 「幼年時代」
...アメリカが気にくわんというのとは芸術家だったら別箇にわかりそうなものだのにねえ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...段々別箇の観かたが出て来ました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...薫はまた別箇の存在と見えて優美なふうで...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...まったく別箇のものとしているのである...
吉川英治 「剣の四君子」
...仇討とか隠密とか別箇な目的をもって歩いたそれも...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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