...山椒と中国山椒は別種です...
...従ってこの問題と上述の「猫の場合」とは全然何の関係もない別種類の事柄である...
寺田寅彦 「ある探偵事件」
...ごろつきウッドリはまったく別種の人間だが...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「自転車乗りの影」
...彼女の感傷性は別種なものであった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...自分は一般の女よりも悪い者であるかあるいは別種の者であるかしらと...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...無関係な別種の魂であり...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...別種な熱い憤慨が身内に沈潜していた...
豊島与志雄 「道化役」
...階下の酒場とは別種のもので...
豊島与志雄 「非情の愛」
...鏡花氏の江戸的たるとは自ら別種の傾向を取つて居るものであつて...
永井荷風 「谷崎潤一郎氏の作品」
...角柱系のものとは全然別種と考えることにした...
中谷宇吉郎 「雪」
...西洋のゼントルマンと根本的に別種である...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...例へば「軍隊」「僕等の親分」などのやうに詩の主想とスタイルとを異にして居る別種の者が混入して居り...
萩原朔太郎 「定本青猫」
...別種な関係があり...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...全く別種であるダーウィンにしろね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ギリシア人はもう一つ別種の恐怖を認めているが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...専制君主国において別種の政府を求めるのは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...もしくは別種の遊びとの融合だつたかもしれぬが...
柳田國男 「兒童語彙解説」
...鎌倉時代はあの別種な仮面を製作した時代であるから...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...能の面は伎楽面に比べれば全然別種の原理に基づいたものである...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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