...車の事故で脳震盪を起こしたけど、幸いにも命に別状はなかった...
...彼女は解毒薬を飲んだので、命に別状はないそうです...
...事故の衝撃で頭蓋骨陥没が起こったが、命に別状はなかった...
...別状ございませんでした」夫人は少しも手抜りのなかったことを示そうとした...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...別状もなくその舟に救い上げられた...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...お嬢さまには別状もございません様子で」「アア...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...「お嬢さん別状ありませんか」明智はちょっと真剣な調子になってたずねた...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...どっかお加減でも……」「いや、身体は別状ない...
江戸川乱歩 「接吻」
...時鳥の声の喚び起す詩趣にもなんら別状はないはずであるが...
寺田寅彦 「五月の唯物観」
...もとより生命には別状はないが...
中里介山 「大菩薩峠」
...別状(べつじょう)もなかったが...
グリム 中島孤島訳 「ラプンツェル」
...離れても別状がないと落つきの根城を据(す)えて...
夏目漱石 「虞美人草」
...命には別状ない――それを聞いて...
火野葦平 「花と龍」
...どうしてどうして! 命に別状のなかつたのがせめてもの仕合せといふものでな...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...生命に別状なしと発表して...
河本大作 「私が張作霖を殺した」
...身體には別状ありませんでしたから...
堀辰雄 「七つの手紙」
...だしぬけに命に別状ないばかりと言ったひどい姿で現れてきた旅やつれのした今松の顔を...
正岡容 「寄席」
...但生命に別状はない...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その子供たちも別状ないし仕事もして...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...良平から離別状が来たのは三月中旬のことであった...
山本周五郎 「めおと蝶」
...……離別状は去年の十二月の日附であるが...
山本周五郎 「めおと蝶」
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