...車の事故で脳震盪を起こしたけど、幸いにも命に別状はなかった...
...彼女は解毒薬を飲んだので、命に別状はないそうです...
...事故の衝撃で頭蓋骨陥没が起こったが、命に別状はなかった...
...別状もなくその舟に救い上げられた...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...やっぱり不二子には別状なかったのかと...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...窓の鉄格子は別状なく...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...例の鼻かけの乃木将軍はその都度別状なく元の所に納まっていた...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...家の中に別状ないとしても...
江戸川乱歩 「D坂の殺人事件」
...その時漸(ようや)く行く手に小学校の建物が見え、生徒たちが二階の窓から顔を出しているのが分ったが、ああ、学校は別状ない、ああよかったと、後の方でひどく興奮した声で独語(ひとりごと)を云う者があるので、気が付いて見ると、お春がまだ尾いて来ているのであった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...その他に別状なし...
種田山頭火 「行乞記」
...時鳥の声の喚び起す詩趣にもなんら別状はないはずであるが...
寺田寅彦 「五月の唯物観」
...――志賀内匠という方の命には別状あるまい...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一と晩くらゐは寢なくつたつて生命(いのち)に別状はあるめえ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...夕方は大概(たいがい)忘れてしまひますがね」「薄情な野郎だな」「その代り命にも身上にも別状はありませんよ」「お前が別状のあるほどの身上を持つたことがあるのか」「まア...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...)……暫く待つてゐても別状ないことがわかると...
原民喜 「壊滅の序曲」
...命には別状ない――それを聞いて...
火野葦平 「花と龍」
...身體には別状ありませんでしたから...
堀辰雄 「七つの手紙」
...ともかく命に別状はないでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...けれども外から見たところ腫れてもいなければ何の別状もないものだから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...良平から離別状が来たのは三月中旬のことであった...
山本周五郎 「めおと蝶」
...……離別状は去年の十二月の日附であるが...
山本周五郎 「めおと蝶」
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