...別段何も特別なことはない...
...別段気にしなくてもいいよ...
...今回の企画は別段面白みがない...
...彼女には別段好意を持っていない...
...僕は別段疲れていないけど、早めに寝ようかな...
...之は別段驚くにはあたらない...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...別段困った顔もせずに肯(うなず)き...
海野十三 「毒瓦斯発明官」
...それは別段あやしむにも足らぬ事で...
太宰治 「右大臣実朝」
...別段それ以上の興味というものも湧かず...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...これも表の人通りは別段ふだんに較べて減りもせず...
橘外男 「蒲団」
...別段二人ほど懇意にはならなかつた...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...またある人は別段の変りもないと云って落着いていた...
寺田寅彦 「帝展を見ざるの記」
...別段深い考があつたものと見えない...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...婆さんは人が聞こうが聞くまいが口上だけは必ず述べますという風で別段厭(あ)きた景色(けしき)もなく怠(おこた)る様子もなく何年何月何日をやっている...
夏目漱石 「カーライル博物館」
...しかし用心をしろと云ったって別段用心の仕様(しよう)もないから打ち遣(や)って置くから構わないが...
夏目漱石 「琴のそら音」
...今まではあんなに世話になって別段難有(ありがた)いとも思わなかったが...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...我下宿の妻君が生意気な事を云うのも別段相手にする必要はないが...
夏目漱石 「倫敦消息」
...別段斯んな場合に自分に何の関係もないのに...
牧野信一 「秋晴れの日」
...」別段、反対する程の積極性もなかつたが私は、彼女がそんな重さうな何々色の布などを遥々と買ひに出かける姿を想像したゞけでも何だか憶劫だつた...
牧野信一 「悪筆」
...温泉場へ来ると皆なが何となく呑気になつてゐて別段に早寝を強ひもしないので...
牧野信一 「熱海線私語」
...別段きまりが悪くもない...
牧野信一 「熱い風」
...「わしらには何も別段云ふことはないよ...
牧野信一 「鬼涙村」
...霞荘といふところに寄宿しながら全く慎ましい日夕をおくり迎へて別段不足も覚えないのであるが...
牧野信一 「自烈亭」
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