...窓の締りにも別条はない...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...機体は大破してS中尉は血まみれになっていたが同じく駈けつけていた軍医が生命に別条はないと云ったのでN大尉はほっとした...
田中貢太郎 「空中に消えた兵曹」
...まあ当分は当人達の好きなようにさせておいても別条はないと云い云いして...
谷崎潤一郎 「細雪」
...命に別条はない...
直木三十五 「南国太平記」
...当分今の通りで別条はないんですとさ...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...かなり重い傷には違いないけれど生命に別条はない...
中里介山 「大菩薩峠」
...生命に別条はないが...
中里介山 「大菩薩峠」
...生命に別条はないけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...どっちを家業にしたって命に別条はないにきまっているが...
夏目漱石 「現代日本の開化」
...坊っちゃんの命に別条はないよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...タイヤにも別条はないので...
平林初之輔 「鉄の規律」
...その病気なら命に別条はないでしょう...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「家常茶飯」
...あとのほうならまず躯に別条はないだろう...
山本周五郎 「季節のない街」
...ほかに別条はないようです」「その血はなんだ」「歯です...
山本周五郎 「花も刀も」
...命には別条はないということでしたが...
山本周五郎 「花も刀も」
...秀吉ははや馬から降りていたが、われから歩み寄って、「又左は、帰ったか」と、問い、かさねて、「――又左衛門父子共に、別条はないか...
吉川英治 「新書太閤記」
...「いくら痛んでも痛むだけなら生命(いのち)に別条はないが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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