...どこへ行っても別扱いです...
林不忘 「安重根」
...私が養女格で別扱いだもんだから...
徳田秋声 「縮図」
...なにか特別扱いになっているそうだ...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...半島出身者として特別扱いをしてると相手に思われたことが...
豊島与志雄 「浅間噴火口」
...加賀様だけは別扱いになって...
中里介山 「大菩薩峠」
...それとかなり間隔を置いて別扱いの腫物(はれもの)が...
中里介山 「大菩薩峠」
...みんながその少女だけ特別扱いにするのを変だと思っていたら...
堀辰雄 「幼年時代」
...「拙者、一松斎の手元にまいって、既に十年、――その頃、彼も幼少にて、大坂道場に通ってまいるのでしたが、雪之丞を見ると、旧師は、別扱いで、必ず、自身で、稽古をつけておりました...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...かなり別扱いされていたに相違ない...
柳田国男 「故郷七十年」
...さては幼少な者を加えて特別扱いにすることをチャチベ・アブラボウズ・カワラケ・ナベコ・ヒデコ・ミズッコ・スボノコ・ロッパ等々...
柳田国男 「こども風土記」
...こういうのも別扱いであった...
柳田國男 「地名の研究」
...「――役所でおまえだけ別扱いをすると...
山本周五郎 「さぶ」
...ことにさき分けの錦袍榴(きんぽうりゅう)は珍品とあって特別扱い...
山本笑月 「明治世相百話」
...学者学者と綽名(あだな)を呼んで別扱いにしている今年二十三歳の変り者であった...
夢野久作 「巡査辞職」
...特別扱いにしたりする事にきめている...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...江戸で別扱いの吾儘(わがまま)に勝った人...
吉川英治 「剣難女難」
...キリスト教を特別扱いにしたというわけではないのであるが...
和辻哲郎 「鎖国」
...しかし信長の宣教師に対するこの特別扱いは...
和辻哲郎 「鎖国」
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