...格別心は止めなかったそうです...
芥川龍之介 「秋山図」
...元来露西亜の思想なるものは極めてオーソドックスな官僚的階級差別心と頗る放縦なユートピヤ的空想とあるのみで...
内田魯庵 「二葉亭追録」
...明日が日何処(どこ)へ縁づこうとも格別心残りはないようなものの...
谷崎潤一郎 「細雪」
...夫については格別心配もしていなかったのであるが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...格別心やすうもしなかった...
夏目漱石 「僕の昔」
...そのために格別心を乱されるようなことはなかったので...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...苦楽や喜憂に特別心をみだすほどのことはないのだ...
本庄陸男 「石狩川」
...絵画と写真との区別心得を示した物を読んだ中にも...
南方熊楠 「十二支考」
...あなたへ特別心づけて本を送っているとか...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...格別心に留めずにしまった...
森鴎外 「百物語」
...後者は「分別心」を語ります...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...お武家には格別心得のあるものだ...
山本周五郎 「おもかげ抄」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??