...初期微動と主要動との區別つぎに...
今村明恒 「地震の話」
...これを続々刊行してなるべく広く知識を全国に別つ――これは迂遠(うえん)なことのようであるが...
大隈重信 「吾人の文明運動」
...お千がその外に何を言ひたいかといふ事もそれで別つてゐる...
鈴木三重吉 「胡瓜の種」
...独り善悪を別つの樹は...
高木敏雄 「比較神話学」
...八長々と述べて來たことを要約すれば全體を二つの部分に別つことが出來る...
橘樸 「支那を識るの途」
...強く風吹くに乘じて穀物と糠とをふるひ別つとき...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...畦を踏み行く*兩牛を別つはひとり琢かれし 705頸木あるのみ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...千万長者の奥様と長屋のおかみさんと差別つけられるのもこの世限り...
永井隆 「この子を残して」
...僕と千代子と永久に手を別つべき談判の第一節を予期していたのである...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...別つべきを別ち明かにすべきを明かにしようと思ふ...
波多野精一 「時と永遠」
...その有力なる同志ラコルデエルは遂に彼と袂を別つて去り...
堀辰雄 「モオリス・ド・ゲランと姉ユウジェニイ」
...ついに艸をその字上に加えてこれを別つようにしたとのことであると見えている...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...精確にこれまでが蜥蜴類これからが蛇と別つ事はならぬ...
南方熊楠 「十二支考」
...されば古え色を別つ事すこぶる疎略にて...
南方熊楠 「十二支考」
...郭いわくようやく炬を益せばすなわち別つべしとありて...
南方熊楠 「十二支考」
...野猪を別つはくだくだしいが...
南方熊楠 「十二支考」
...男装女子や女装男子を見別つ法も随分あったといわせるほど備え居る...
南方熊楠 「十二支考」
...袖を別つことを宣した...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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