...到底一致し得ざるところから之と手を別つたか...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...女の頭髪が男のと区別つかぬ程こんがらかっている...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...「ホーカイ」「チョボクレ」と別つ所がないのは云うまでもないが...
伊藤左千夫 「家庭小言」
...赤黄青緑の服色を別つ...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...子供はそれに食を別つことを慰みにせしが...
大町桂月 「阿武隈川水源の仙境」
...「善悪を別つの樹」とは...
高木敏雄 「比較神話学」
...善惡を別つの道念を具(そな)ふ...
高山樗牛 「美的生活を論ず」
...八長々と述べて來たことを要約すれば全體を二つの部分に別つことが出來る...
橘樸 「支那を識るの途」
...もう私達の云ふことは別つてゐるだらうから...
田中貢太郎 「蟇の血」
...棒頭上に機宜を別つ...
直木三十五 「南国太平記」
...千万長者の奥様と長屋のおかみさんと差別つけられるのもこの世限り...
永井隆 「この子を残して」
...野猪を別つはくだくだしいが...
南方熊楠 「十二支考」
...男装女子や女装男子を見別つ法も随分あったといわせるほど備え居る...
南方熊楠 「十二支考」
...其五色を別つて二十五人とする...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...變遷と云ふことを Mueller は二つに別つてをりまして...
森鴎外 「假名遣意見」
...おっ母アが分別つけてやってきてくれたものと思っていた……」口元に浮いていた微笑が消えて...
矢田津世子 「反逆」
...袖を別つことを宣した...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...またその内に五宗を別つごときは...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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