...「ホーカイ」「チョボクレ」と別つ所がないのは云うまでもないが...
伊藤左千夫 「家庭小言」
...羊を牧(か)う者の綿羊と山羊とを別つが如く彼等を別ち云々...
内村鑑三 「聖書の読方」
...「善悪を別つの樹」とは...
高木敏雄 「比較神話学」
...一切合切区別つかなくなってしまいました...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...もう私達の云ふことは別つてゐるだらうから...
田中貢太郎 「蟇の血」
...ホメーロスの兩作を各二十四歌に別つは遙か後世(アレクサンドリア時代)ならむ(リーフ)...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...強く風吹くに乘じて穀物と糠とをふるひ別つとき...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...千万長者の奥様と長屋のおかみさんと差別つけられるのもこの世限り...
永井隆 「この子を残して」
...物品そのものの貴賤(きせん)の程度はさらに分別つかぬが...
新渡戸稲造 「自警録」
...詩と他の文学とを形式上で別つものは...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...精確にこれまでが蜥蜴類これからが蛇と別つ事はならぬ...
南方熊楠 「十二支考」
...されば古え色を別つ事すこぶる疎略にて...
南方熊楠 「十二支考」
...尾の異同でこれを別つ...
南方熊楠 「十二支考」
...いまの日本に特別つよくあらわれているそれらの困難については誰しも十分知っているけれども...
宮本百合子 「いのちの使われかた」
...茶字を署して別つてある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...變遷と云ふことを Mueller は二つに別つてをりまして...
森鴎外 「假名遣意見」
...おっ母アが分別つけてやってきてくれたものと思っていた……」口元に浮いていた微笑が消えて...
矢田津世子 「反逆」
...袖を別つことを宣した...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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