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饗庭篁村 「木曾道中記」
...人間界(にんげんかい)のように心(こころ)と姿(すがた)とを別々(べつべつ)に使(つか)い分(わ)けることばかりはとてもできないのでございます...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...爾來幾多の世界は別々の戸口を通して俺の頭腦の中に侵入して來た...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...また別々になつてはならぬのだといふこと...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...別々に鑑定委員の前によびだされることとなった...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...これも又別々の紙包にして鉛筆で記号をつけた...
海野十三 「麻雀殺人事件」
...昼と夜とが別々の世界になってしまった...
豊島与志雄 「或る女の手記」
...最も乏しい主食だけは別々でも...
豊島与志雄 「渡舟場」
...そして室の別々の隅に蹲る...
豊島与志雄 「猫」
...各自の価値は各自について別々に吟味せねばならない...
永井荷風 「谷崎潤一郎氏の作品」
...二人のマダム達もまた別々に降りて行ってしまった...
原民喜 「五月」
...我(わ)が考(かんが)へは考(かんが)へと別々(べつ/\)に成(な)りて...
樋口一葉 「にごりえ」
...別々に無関係に発達してゆくものではなく...
平林初之輔 「諸家の芸術価値理論の批判」
...心から愛し合つてゐる二人が別々の世界に離されてしまつたの...
牧野信一 「凸面鏡」
...新たに来た二人は別々の監房へ入れられた...
宮本百合子 「刻々」
...合格品と不合格品を別々にキチンと積みあげて行っている...
三好十郎 「その人を知らず」
...だから街を歩くときは何時も別々だといつた...
室生犀星 「末野女」
...別々の路へ立ち別れた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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