...互に別々な事を考えながら...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...職人體の男と女學生とどこかの夫人が別々にじろ/\見返りながら通つて行く...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...別々に投げ出された手や足までが...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...三機はそれぞれ機首を別々の方向に向けて...
海野十三 「空襲警報」
...別々の排流管(はいりゅうかん)に流しこまなければいけない」「それはずいぶん面倒なことだね...
海野十三 「今昔ばなし抱合兵団」
...人造人間は別々の新しい行動を起し...
海野十三 「人造人間事件」
...アルコールの誘惑と酒のうまさとは別々である...
種田山頭火 「其中日記」
...胡麻味噌に浸された鯛の繊肉を普通のおかずのようにして飯とは別々に食ってそうして最後に茶を別々に飲んでいた...
寺田寅彦 「雑記帳より(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...われわれはきれいに二つを別々に聞き分けることができるが...
寺田寅彦 「耳と目」
...右翼を取締る不法集団取締法とを別々にしなければならないか...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...店へ入代り立代る人の噂がみんな別々です...
中里介山 「大菩薩峠」
...各自に別々に理解するまでの話である...
萩原朔太郎 「装幀の意義」
...別々かつ別個の存在の維持なくしては...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...市の別々の方面に...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...別々に村へ帰って行くのが常だった...
堀辰雄 「菜穂子」
...その後に至っても数学と星学は大体において別々の径路を取ったようである...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...別々の場所で各個に使いわけることに熟練していない...
三好十郎 「恐怖の季節」
...もちろん別々にではあるが...
山本周五郎 「思い違い物語」
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