...友達はみんな別々の顔をして...
梅崎春生 「狂い凧」
...そして二人は別々にものうい倦怠の中に吐息している自分自身を見出した...
海野十三 「十八時の音楽浴」
...その夜私は森山とは別々に...
大鹿卓 「金山※[#「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28]話」
...其方(そち)と予(わし)とは今(いま)からは心(こゝろ)は別々(べつ/\)...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...おのおのの山には多くの場合に二つ以上の名称がありまた一つの火山系の各峰がそれぞれ別々の名をもっているのをいかに取り扱うかの問題が起こる...
寺田寅彦 「火山の名について」
...一つ一つ別々に見れば実にもっともらしくつじつまが合っているのに...
寺田寅彦 「ジャーナリズム雑感」
...彼の前にそういう別々の叔父の姿を幾つも見せてくれた...
豊島与志雄 「恩人」
...別々の暮しが出来なかったのだ...
豊島与志雄 「椎の木」
...四人とも同じ室に別々の寝台に寝ていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...どうも別々の事件のように思われてならない...
中里介山 「大菩薩峠」
...極端に云えば人々(にんにん)個々別々の世界を持っていると云っても差支(さしつかえ)ない...
夏目漱石 「創作家の態度」
...我(わ)が考(かんが)へは考(かんが)へと別々(べつ/\)に成(な)りて...
樋口一葉 「にごりえ」
...各々別々の周囲を持つて居た...
牧野信一 「貧しき文学的経験(文壇へ出るまで)」
...各自に別々の寝床があり...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...少数の別々の年から一般的推論を下す誤謬の非常に危険なことを考えた上で...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...別々にした場合にその各々に附随する特有な害悪を免れているのである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...別々の歩調を取ったようである...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...その点では兄も妹も別々で...
宮本百合子 「異性の友情」
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