...別々に出てくる幽霊が同じ姿をしていても...
海野十三 「地底戦車の怪人」
...素(もと)より男牢と女牢とは別々であるが...
関根黙庵 「枯尾花」
...これらはもともと別々のことではなく...
津田左右吉 「日本歴史の特性」
...地方にゐる竹内とは別々に...
徳田秋聲 「余震の一夜」
...何か飛んでもない言葉を吐き出させようとかかっているのだ! われわれはお互いに……お互いに別々の世界に住む人間なんです...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...二人がたがいに別々で暮らしてゆけないということは...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...各自別々な箱の中に生き埋めになることを...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...古着は、着物の形のまま売って利のある事もあれば、表と、裏とを離してしまって、別々に売って、利の多い事もある...
直木三十五 「死までを語る」
...次に桑田は二人の食事をする茶ぶ台には飯茶碗だけは二ツ別々にしてあるが...
永井壮吉 「人妻」
...それとも別々なんでございましょうか...
中里介山 「大菩薩峠」
...依然として別々かつ別個の存在を維持することである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...そのときその山麓の古びた村と「更級日記」と――私が少年の日から別々にそれを懷しんできた二つのものが...
堀辰雄 「姨捨記」
...亀は一向動かずに二疋別々に両岸に坐りおれば好(よ)いのだから異議なくサア試そうと答えたので...
南方熊楠 「十二支考」
...別々になげすてました...
宮原晃一郎 「ラマ塔の秘密」
...二つの全く別々のものと思われるまでに...
柳田国男 「海上の道」
...この二つの語は別々とも考えておらぬようだから...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...この三ツの事件を別々に引き離してお考えになった事は...
夢野久作 「復讐」
...勝手に見たい動物の方へ別々に駈けて行くので...
横光利一 「スフィンクス(覚書)」
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