...二人は別々に、なにがこう面白くないんだろうと考えた...
海野十三 「十八時の音楽浴」
...ガラスはガラスというふうに別々にまとめて作らるると同様である...
寺田寅彦 「映画芸術」
...二つの全く違った問題を別々に提出しているのである...
戸坂潤 「科学論」
...全く別々で相互の間には絶対的認識不足しかあり得ないと云われているのに...
戸坂潤 「社会時評」
...別々に離れ離れに坐っていて...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...組とは別々に誘拐(いうかい)され...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...刺した脇差も鞘と別々に其處へ落ちて居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...手と足と別々に成長した人間のように...
前田河広一郎 「ニュー・ヨーク 『青春の自画像』より」
...踊りは別々に見物仕様ぢやないか...
牧野信一 「熱い風」
...田町九丁目で別々のバスに乗る...
牧野信一 「五月六日」
...その各属は別々に論じたのであるが...
三上義夫 「芸術と数学及び科学」
...もとより二つの原理が別々に自然のうちにあるわけではないであらう...
三木清 「論理と直觀」
...個々別々のように見えますのは...
三澤勝衛 「自力更生より自然力更生へ」
...」と蜘蛛が六つの眼を別々にパチパチさせて云いました...
宮沢賢治 「蜘蛛となめくじと狸」
...それから一つ一つ別々に離してお置きなさい...
村井弦斎 「食道楽」
...私はお孝さんと姉とは別々に考えていた...
室生犀星 「幼年時代」
...私のは贈り物にするのですから……ちっとも構いません……さあどうぞ……憲作と久四郎は別々に苦笑しながら三人の様子を見ていた...
夢野久作 「黒白ストーリー」
...最前は別々であったが...
吉川英治 「江戸三国志」
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