...別に特殊な修練(しゅうれん)を経(へ)ないでも...
海野十三 「西湖の屍人」
...一二年前までは、妹のお大を臺所働(だいどころばたらき)やら、子供の守(もり)やら、時偶(ときたま)代稽古などにも使つて、頤(あご)で追してゐたものが、今では妹の方が強くなり、町内の二三の若者が同情して、後楯(うしろだて)になつてくれたのを幸ひ、姉と大喧嘩をして、其まゝ別れ、別に一世帶構へることになつた...
徳田秋聲 「絶望」
...彼の別號で――笑三識――とあつた...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...一種特別な心配に支配されざるを得なかった...
戸坂潤 「社会時評」
...彼女の考えはずっと別の眞劍な方向をとっていたのである...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...此時に特別に玄惠法印といふやうな人を召されて...
内藤湖南 「日本文化の獨立」
...別に笑顔にもならなかつたが互に極めて平明な顔をみることが出来た...
中原中也 「蜻蛉」
...この種の国際単位は別に珍しいものではないが...
中谷宇吉郎 「地球の円い話」
...別段問ひ合せたり聞き合せたりする程に...
夏目漱石 「それから」
...いつそ里子とは別れてしまふべきだと...
林芙美子 「瀑布」
...無分別が習(なら)いのイーストエンドはその日の割当水量を早々と使い果たし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「死の川」
...地球上の他のあらゆる生きものの動物性から人間を区別する光栄ある能力であり...
宮本百合子 「歌声よ、おこれ」
...冷静な分別を保っているときよりずっと熱心に...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...明日は明日でまた別のごまかしをやればよかろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...別に装飾的意匠を必要としない限りはこれらの普通名詞の前後へちょっと何か区別の語を添えればよかった...
柳田國男 「地名の研究」
...こんなときでも東西に別れて二人が帰らねばならぬ事情というものは...
横光利一 「旅愁」
...別れのことばもそこそこ...
吉川英治 「黒田如水」
...うどんをとつて別杯を擧げた...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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