...汐干や初汐などは考へ方によつては寧ろ天文だとも云はゞ云はれなくはない...
寺田寅彦 「天文と俳句」
......
永井荷風 「自選 荷風百句」
......
正岡子規 「俳諧大要」
......
正岡子規 「俳人蕪村」
...河内路や東風(こち)吹き送る巫女(みこ)が袖雉(きじ)鳴くや草の武蔵の八平氏三河なる八橋(やつはし)も近き田植かな楊州の津も見えそめて雲の峰夏山や通ひなれたる若狭(わかさ)人狐火やいづこ河内の麦畠しのゝめや露を近江の麻畠初汐(はつしお)や朝日の中に伊豆相模(さがみ)大文字や近江の空もたゞならね稲妻の一網打つや伊勢の海紀路(きのじ)にも下(お)りず夜を行く雁一つ虫鳴くや河内通ひの小提灯糞...
正岡子規 「俳人蕪村」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??