...もちろん初期には幾多の余震をまぬがれないであろうが...
石原莞爾 「最終戦争論」
...初期にはこの方法が最も多く使われた...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...中学時代の初期には「椿説弓張月(ちんせつゆみはりづき)」や「八犬伝(はっけんでん)」などを読んだ...
寺田寅彦 「読書の今昔」
...すでにヨーロッパ資本制の発芽の初期には...
戸坂潤 「日本文化の特殊性」
...また帝国時代の初期には歴代の皇帝が宮殿を営んだ所として有名である...
野上豊一郎 「パラティーノ」
...江戸の初期には武士もたしなんだと言はれる位...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...初期には吉川惣一郎といふ名で作品を発表してゐた...
萩原朔太郎 「名前の話」
...平安朝初期には万葉仮名で書かれたものがかなりあるが...
橋本進吉 「国語音韻の変遷」
...平安朝に入ってもその初期には区別があります)...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...谷崎潤一郎が初期には具体的感覚的文章を書いたが最近は抽象的...
宮本百合子 「芸術が必要とする科学」
...妊婦の初期には禁ずべし...
村井弦斎 「食道楽」
...荘園制度の初期には開墾の追加は一々別官符を必要としたために...
柳田國男 「地名の研究」
...初期にはどうであったか知らぬが...
柳田国男 「木綿以前の事」
...その頃の中学校無邪気な学生気質大学が東京に一つという明治の初期には中学の数も尠(すく)なかった...
山本笑月 「明治世相百話」
...だが物価の安い明治初期にはこれでも相当魅力があって...
山本笑月 「明治世相百話」
...明治の初期には相当現われた...
山本笑月 「明治世相百話」
...幕府の初期には、これも柳営内(りゅうえいない)にあったのである...
吉川英治 「私本太平記」
...初期には主として石彫であって...
和辻哲郎 「麦積山塑像の示唆するもの」
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