...初春の訪れを感じる...
...今年の初春は比較的温かかった...
...初春の飾り付けをする...
...初春の陽気で気分が上がった...
...初春の花々が咲き始めた...
...京の初春もわがものと思召(おぼしめ)し...
太宰治 「新釈諸国噺」
...広巳の眼の前には初春の寒い月の晩海晏寺(かいあんじ)の前の大榎(おおえのき)の傍で...
田中貢太郎 「春心」
...余寒のきびしい初春の頃...
豊島与志雄 「浅間噴火口」
...家の中に入り来る初春の気である...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...私(わた)しも取る年に候えば初春(はつはる)の御雑煮(おぞうに)を祝い候も今度限りかと……何だか心細い事が書いてあるんで...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...熊野では毎初春猴舞わしが巡り来て牛舎前でこれを舞わす...
南方熊楠 「十二支考」
...生産者となった」一九三〇年の初春に行われたラップの大会は...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...初春には厩(うまや)の前で猿を舞わし...
柳田国男 「年中行事覚書」
...僅(わず)かばかりの初春の風情までが...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...精彩ある村々の初春行事よりも...
柳田国男 「雪国の春」
...何よりも美しかった栖方(せいほう)のあの初春のような微笑を思い出すと...
横光利一 「微笑」
...「すぐ初春(はる)だわ...
吉川英治 「私本太平記」
...「この初春(はる)は諸事祝儀も一切...
吉川英治 「新書太閤記」
...初春の御対面を兼ね大津の園城寺までお運びなされませ...
吉川英治 「新書太閤記」
...初春(はる)をまたいで...
吉川英治 「新・水滸伝」
...初春も手斧のひびきや石工(いしく)の謡から明け初(そ)めた...
吉川英治 「源頼朝」
...まだ初春(はる)までには十日あまりの余日があるので...
吉川英治 「宮本武蔵」
...もう数日のうちには初春(はる)ともなるのだから...
吉川英治 「宮本武蔵」
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