...今年の初旬は寒かった...
...彼女は初旬にパリに行く予定だ...
...来月初旬に彼女が帰ってくる...
...初旬には仕事が忙しい...
...初旬の頃は桜が見事だ...
...十一月初旬(はじめ)の日は...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...六月初旬その乗艦のひとまず横須賀に凱旋する都合となりたるより...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...四月初旬の夜のことだった...
豊島与志雄 「林檎」
...物憂い五体を提げ、思い切って私が、この離れ難ない山居に別れを告げたのは、はや四月の初旬...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...私は六月の初旬にその崩れて行くさまも見た...
中村清太郎 「残雪の幻像」
...二月初旬の珍らしい寒さに凍つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...七月初旬の日光は...
萩原朔太郎 「夏帽子」
...安政六年三月初旬のことだった...
服部之総 「志士と経済」
...小笠原壱岐守ソレ等の人が極秘密に云合(いいあわ)せた事と見えて、五月の初旬、十日前後と思いますが、愈よ今日と云う日に、前日まで大病だと云(いっ)て寝て居た小笠原壹岐守がヒョイとその朝起きて、日本の軍艦に乗(のっ)て品川沖を出て行く...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...旧暦で菊月初旬(きくづきはじめ)という十一月二日の事ゆえ...
二葉亭四迷 「浮雲」
...五月初旬の伊豆山で読まうといふので――たのしみだ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...六月初旬の映画は...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...いつごろなんだ」「十月初旬には...
山本周五郎 「花も刀も」
...ロシア国とスウェーデン国との合議成りて、欧州の情勢平穏となる(二十一語不明)四国島のこと諒承(りょうしょう)、総督府はその地のことに暫定すべし、地理測量のため人員派遣す、十二月初旬、紀伊のくに田辺に着く予定なり(十語不明)将軍を廃し侯の王位につくこと(十五語不明)侯その本城を京に置き――そこで文章は終っていた...
山本周五郎 「風流太平記」
...ちょうど今年の八月の初旬の事でした...
夢野久作 「死後の恋」
...その宝暦二年の三月初旬...
夢野久作 「名娼満月」
...八月初旬...
吉川英治 「新書太閤記」
...出発は二月初旬...
吉川英治 「死んだ千鳥」
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