...今年の初旬は寒かった...
...彼女は初旬にパリに行く予定だ...
...来月初旬に彼女が帰ってくる...
...初旬には仕事が忙しい...
...初旬の頃は桜が見事だ...
...十二月の初旬近くで...
芥川龍之介 「毛利先生」
...「一九一四年七月初旬...
石原莞爾 「戦争史大観」
...二 とんぼ八月初旬のある日の夕方信州(しんしゅう)星野温泉(ほしのおんせん)のうしろの丘に散点する別荘地を散歩していた...
寺田寅彦 「三斜晶系」
...六月初旬は、小学校も臨時農繁休(のうはんきゅう)をする...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...*七月初旬、翁の手紙が来て、余作君は斗満を去り、以前の如く医を以て立つことに決し、自身は斗満に留ることを報じた...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...九月初旬(はじめ)より浪子は幾と看護婦を伴のうて再び逗子の別墅(べっしょ)に病を養えるなりき...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...二月初旬の大寒空に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...十一月の初旬を期して一気に作戦を完了しようとした...
久生十蘭 「ノア」
...六月初旬の映画は...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...八月初旬の三週間...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「死の川」
...評伝は十二月初旬小説が終ってから再びつづけて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...いつからか、五月の初旬、お母さんおかえりのとき入れた藤の花のこと伺おうと思い思い、ついおくれてしまいます、どんなのでした、藤色の? 今年は白藤一つも花をつけず...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...七月初旬おかえりというからそれ迄に田舎へのおみやげをもって行きましょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...四承応元年六月初旬(はじめ)の暁(あけ)がた...
吉川英治 「剣難女難」
...――承元の元年、二月の初旬...
吉川英治 「親鸞」
...五月の初旬(はじめ)...
吉川英治 「平の将門」
...十月、海軍軍令部戦史部嘱託として、画家橋本関雪氏と共に、海軍機にて南方を一巡、十二月初旬帰る...
吉川英治 「年譜」
...十月初旬は、いつも柳橋の霜枯れで、女将の留守中はことに馴染客(なじみきゃく)でもよほど親しい客でなければ上げなかったので、その間は、奉公人にも、骨休みだった...
吉川英治 「松のや露八」
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