...國のさかひの那義山(なぎせん)の谿にこもれる初嵐...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...庭の石ほと動き湧(わ)く清水かな大正十五年八月棚(たな)ふくべ現れ出でぬ初嵐(はつあらし)大正十五年九月七日 東大俳句会...
高浜虚子 「五百句」
...何となく人に親しや初嵐(はつあらし)昭和九年八月二十三日 丸之内倶楽部俳句会...
高浜虚子 「五百句」
...夕方井戸水を汲んで頭を冷やして全身の汗を拭うと藤棚の下に初嵐の起るのを感じる...
寺田寅彦 「夏」
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内藤鳴雪 「鳴雪句集」
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内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
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永井荷風 「自選 荷風百句」
...寂滅の貝ふき立る初嵐 似春石こづめなる山本の雲 桃青大地震つづいて竜やのぼるらん 似春長十丈の鯰なりけり 桃青似春によって地震が余りに美化され過ぎたのを...
武者金吉 「地震なまず」
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