...然るを初唐盛唐中唐晩唐と無理に區分して...
土井晩翠 「新詩發生時代の思ひ出」
...さう云ふ譯で日本には奈良の時代から初唐風の書が傳はつて居りました...
内藤湖南 「弘法大師の文藝」
...大體唐詩の時代を初唐...
内藤湖南 「平安朝時代の漢文學」
...全體から言へば支那の書と云ふものは隋から初唐に至つて工妙の極に達したものであつて...
内藤湖南 「北派の書論」
...その奥ゆかしくさびた紅は千年をへだてる初唐の色である...
中勘助 「胆石」
...「あれです――初唐の古詩をああして朗々とやり出すかと思えば...
中里介山 「大菩薩峠」
...支那の初唐時代での有名な詩の「葡萄ノ美酒夜光ノ杯...
牧野富太郎 「植物記」
...様式の伝統をたどってこの作を初唐に結びつけるのは正しい...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...遺品の乏しい初唐の銅像を逆にこの作によって推測するのも悪くはない...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...しかしまた当時は初唐文物のすさまじい襲来によってすでに大化の改新をさえ実現した後であるから...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...玄弉をもって初唐様式の代表者とするのは少し危険かとも思うが...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...またガンダーラ美術よりははるかに古典的で精練された初唐の美術を形造るに至った...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...だから初唐のシナ人は...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...それが初唐の様式であった...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...この画が初唐様式の画でありながらしかも気韻においてそれと相違することをも認めなくてはなるまい...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...六朝様式より初唐様式への展開の特殊化にほかならぬとともに...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...六朝(りくちょう)、初唐、盛唐は一つの新しい文化の迅速な成生を意味する...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...初唐の大いなる国民的統一と活力の勃興とは...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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