...初句を出しただけで...
有島武郎 「或る女」
...葉の落ちて只(ただ)黒き幹のぬくぬくとあまた立ちならぶ様のさびしも初句『葉の落ちて』の極めて自然な詞つきに...
伊藤左千夫 「歌の潤い」
...友次郎と共に初句会...
高浜虚子 「五百五十句」
...夜半の風と初句に切つて...
田山録弥 「大阪で」
...即ち甘酒屋と初句をぶつつけに置いた処が不審な点である...
正岡子規 「病牀六尺」
...此調の高き所以は初句より一氣呵成に言ひ流し最後に名詞を以て結び...
正岡子規 「萬葉集卷十六」
......
松本たかし 「松本たかし句集」
...1230初句に心を用いんではなるまい...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...さっきから詩の初句だけできているが...
吉川英治 「三国志」
...賛をしている人も、いったい誰か、僧門の人には違いないがと、もう一度見直すと、前法山 東寔敬題 ※千古難消満面埃龍顔不悦赴邦出梁王殿上一徘徊十万迢々越漠来これも最初私は、この通りに右から読んでいたのであるが、後に、新井洞巌翁(どうがんおう)からわらわれて、すべて敬題というふうに謹んで賛語を書く場合のものは、左が初句で、左から読んで筆者の落款(らっかん)が末尾となるのですと教えられた...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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