...これは私が初めて見る個人の住宅で...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...もう一人のドイツ人は今度が初めてだそうだ...
板倉勝宣 「五色温泉スキー日記」
...そして初めて我に返つた鍛冶屋は其処に倒れてゐる彦七の顔を流れてゐる血を見ると...
伊藤野枝 「火つけ彦七」
...アコスタ等エズイット派の僧侶が本国に寄せた天文十八年(エズイット派が初めて渡来した年)から元亀二年(南蛮寺創設後三年)までの通信八十八通を集めたもので...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...理論の骨髄が初めて論理なのである...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...初めから形象として捉えられたものこそが初めて芸術的認識であり...
戸坂潤 「『唯研ニュース』」
...彼は初めて往來で...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...初めて現在の日本料理が出来たのである...
中谷宇吉郎 「風土と伝統」
...彼は生れて初めて...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...そんなことを聞いたのは初めてですよ」とジェシが素っ頓狂に叫んだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...関係ということ初めて聞いたわ...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...初めてその男に会った...
山本周五郎 「青べか物語」
...「初めて口をきいたのが夜だったからかもしれねえ...
山本周五郎 「さぶ」
...その面にみな濃い疲労をたたえ初めてきた頃...
吉川英治 「私本太平記」
...例の、源氏相伝(そうでん)の白旗も高々とひるがえされ、ここに初めて、時の世上へむかっての、足利家の“旗幟(きし)”はあきらかにされたのだった...
吉川英治 「私本太平記」
...この世の人間の顔の中で初めて見たほどのものだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...生れて初めて、人に食物を恵まれた時は、さすがに涙がこぼれた...
吉川英治 「源頼朝」
...あの三尊を初めて見た時の感銘を語って聞かせた...
和辻哲郎 「岡倉先生の思い出」
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