...衣類に火がついて焔となるに及んで初めて退去したが...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...私が新しい物に初めて接したやうな考へをしたのは...
泉鏡花 「いろ扱ひ」
...私が初めて絵双紙屋の店先きで巨頭の青年思案外史の博覧に驚かされた頃には最早(もはや)成立していたのだ...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...弁護士が彼の友人の邸宅のこの部分に通されたのは初めてであった...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...今夜初めて蚊帳を吊つた...
種田山頭火 「行乞記」
...初めての幕間(まくあい)に良人は煙草(たばこ)をのみに出て行って...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「犬を連れた奥さん」
...意識の論理的機能によって初めて...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...で文芸領域に眼界が制限されないこうした批評眼が、初めて、科学(自然科学をさえ)をも、其の他の文化領域をも、又一切の社会上の歴史的現象をも、批評出来るような、統一的な、本当の批評を産むことが出来る...
戸坂潤 「思想としての文学」
...この事件によって初めて眼が醒めた国民も亦非常に多かったと思うのだ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...読者はたぶん彼女が初めて舞台に現われて以来記憶しているであろう...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...初めて現實的に理解され得るのである...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...」初めてあなたと呼ばれたグラフィーラは...
宮本百合子 「「インガ」」
...そのとき初めてそこにいた番人をかれは目にいれたのであった...
室生犀星 「幻影の都市」
...初めて呉一郎に面会したる際「お前は何か夢を見ていやしなかったか」と尋ねしは「嘗(かつ)て夢遊病の事を耳にせしためなり」云々と弁明せるが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...東京から此処へ来て初めて庭の隅でその生々とした芽を捜しあてたとき...
横光利一 「悲しめる顔」
...初めて気がついたように...
吉川英治 「江戸三国志」
...初めて云ったことばは...
吉川英治 「剣の四君子」
...きのうから初めての一笑をふと口のあたりに洩らして...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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