...今日は隣の人たちが三人来てこちの稲を刈るのである...
伊藤左千夫 「隣の嫁」
...おはまはまた省さんが五百刈ればわたしだって五百刈るという...
伊藤左千夫 「隣の嫁」
...それだからこうして朝草も刈るのかと思ったら...
伊藤左千夫 「姪子」
...草でも刈るように...
江戸川乱歩 「影男」
...昼顔の花もとび散る籬(かき)を刈る一匹の火蛾(かが)に思ひを乱すまじ蚊遣火(かやりび)のなびけるひまに客主(あるじ)六月二十六日 鎌倉俳句会...
高浜虚子 「六百句」
...それから粟を刈る...
高村光太郎 「山の秋」
...刈る一方から実を落した...
田中貢太郎 「蕎麦餅」
...蒔いた人の強さよ、刈る人の尊さよ...
種田山頭火 「赤い壺(三)」
...○播かないで刈る...
種田山頭火 「其中日記」
...飼葉を刈る時刻だからね...
トルストイ Tolstoi 菊池寛訳 「イワンの馬鹿」
...さくさくと草刈る音におどろいた...
本庄陸男 「石狩川」
...そこは毎年土人が柴を刈る場所で春先きになると往々その山を焼くのである...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...おらまた草刈るがらな...
宮沢賢治 「風の又三郎」
...麦を刈る気になったらしい...
三好十郎 「おりき」
...けれども看護婦は刈るにしてもその毛の位置について博士に聞き糺(ただ)したが...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...飛石伝いを三度曲ればと草刈る村童に教えられて足を急いだ...
柳宗悦 「全羅紀行」
...一方では、大鎌で草を刈る...
吉川英治 「新書太閤記」
...胚子(たね)を蒔(お)ろすもの刈るもの...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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