...一背負だけ刈るに...
石川啄木 「天鵞絨」
...二軒いっしょになって刈るというところに仕事以外の興味がなければならないのに...
伊藤左千夫 「隣の嫁」
...播いて刈る彼等は...
種田山頭火 「其中日記」
... 565働く者は園内に入りて葡萄の房を刈る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...彼も階下で髪を刈ることにした...
徳田秋声 「仮装人物」
...飼葉を刈る時刻だからね...
トルストイ Tolstoi 菊池寛訳 「イワンの馬鹿」
...秋の末の晩稻を刈る頃から...
長塚節 「寫生斷片」
......
長塚節 「長塚節歌集 上」
...途に遙に小爆布をのぞむ多度山の櫟がしたに刈る草の秣が瀧はよらで過ぎゆく養老公園落葉せるさくらがもとの青芝に一むら淋し白萩の花養老の瀧白栲の瀧浴衣掛けて干す樹々の櫻は紅葉散るかも瀧の邊の槭(もみぢ)の青葉ぬれ青葉しぶきをいたみ散りにけるかも十七日...
長塚節 「長塚節歌集 中」
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長塚節 「長塚節歌集 中」
...麦を刈るだけの力のあるものは...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...おそらくこの二倍の早さで刈ることだらう...
橋本多佳子 「麦刈」
...さくさくと草刈る音におどろいた...
本庄陸男 「石狩川」
...若人はたすきりりしくあやどりて踊り屋台を引けば上にはまだうら若き里のおとめの舞いつ踊りつ扇などひらめかす手の黒きは日頃田草を取り稲を刈るわざの名残(なごり)にやといとおしく覚ゆ...
正岡子規 「旅の旅の旅」
...ただ手を以て稲を刈る故に手刈村というと...
南方熊楠 「十二支考」
...一年再収という場合には八月以後にも刈るが...
柳田国男 「海上の道」
...「――馬草(まぐさ)刈る手も……おまや来もせず...
山本周五郎 「さぶ」
...田を刈る人が手を止(や)めてしばらく空を見るよりも更に澄み入る心なれ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
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