...彼女の言葉は思わせぶりで切言ではなかった...
...切言を言われてしまって、少し傷ついてしまった...
...彼の切言に、周りの人たちは驚きを隠せなかった...
...切言を言わずに優しく伝えることも大切だ...
...会話の中で切言を使うと、相手との誤解が生まれることがある...
...切言すれば、彼等は、漸に其門閥の貴き意義を失はむとするを感じたり...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...三十年前に人種競争の止むを得ざる結果から欧亜の大衝突の当然来るべきを切言した二葉亭の巨眼は推服すべきものであった...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...僕が死んだものと思っている人間のことはどうか一切言わないで貰いたい...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...切言するの已むべからざるものあれば也...
竹越三叉 「世界の日本乎、亞細亞の日本乎」
...当局を相手に例の大仏のやうな態度で志願兵制廃止の非なる所以を切言した...
辰野隆 「浜尾新先生」
...著者等は諸子に切言す...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...切言すれば彼らは革命の卵子なり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...切言すれば彼は浅躁(せんそう)と軽慓(けいひょう)と雑馭(ざっぱく)との譏(そしり)を免るる能(あた)わず...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...切言せば閣下の内閣は...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...そして嘘は一切言うまい...
豊島与志雄 「紫の壜」
...而も棋(き)力衰(おとろ)へた老棋士(ろうきし)の老(ろう)後の生活(くわつ)に對(たい)して同時に何等かの考慮(こうりよ)が拂(はら)はるべきである事を僕(ぼく)は切言したい...
南部修太郎 「下手の横好き」
...切言(せつげん)すれば宇宙の言(い)うべからざる一種異様なる力と交わり...
新渡戸稲造 「教育の最大目的」
...死生(しにいき)の事は一切言うことなし...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...ベーンさんに本官のことは一切言うな...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...玄徳をすこし甘く見過ぎていませんか」とまで彼は切言した...
吉川英治 「三国志」
...自分の主張を切言した...
吉川英治 「三国志」
...一同へ切言(せつげん)した...
吉川英治 「私本太平記」
...そうした光秀のひとみや気色を覚(さと)りながらも、なお話をつづけて、切言した...
吉川英治 「新書太閤記」
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