...切札を全部わが手に収めてしまったので...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...もし私が切札をなくしてその代りに何もとらなかったら...
コナンドイル Arthur Conan Doyle 三上於莵吉訳 「株式仲買店々員」
...従ってブルジョアジーにとっては最後の絶対的な切札でなければならぬと思われる処の...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...実は折衷主義の切札を意味するものではないかと思われるからである...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...民間常識でも親切と道徳とは有力な切札になっている...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...又極限という範疇も形式論理の最後の切札として使われているに過ぎないからである...
戸坂潤 「読書法」
...切札であるだろうからだ...
戸坂潤 「認識論としての文芸学」
...そういうカルタ遊びには兵士は切札(きりふだ)なのである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...最後の切札(きりふだ)を投(ほう)りました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...まるで切札なんか一枚もなく...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...そこで彼は牌を配つて、切札を宣告した...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...それがどれもこれも切札ばかりだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...「切札!」と叫んで彼は...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...なるほどおれは馬鹿ぢやつたわい! 切札の王牌(キング)! どうぢや! 取つたか? 猫の後裔(すゑ)め!A牌(ポイント)はいらんか?A牌(ポイント)!兵牌(ジャツク)! ……」物凄い雷霆が鳴りはためいた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...一つ一つの切札や絵札を数える...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...クラブが切札なんです...
牧野信一 「青白き公園」
...いよいよ面子(メンツ)もなく――最後の切札を選ぶとなれば――淮南(わいなん)の袁術(えんじゅつ)へすがって...
吉川英治 「三国志」
...切札です...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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