...そこで帆村は大事にしていた切札を...
海野十三 「爬虫館事件」
...つまり犯人の最後の切札は...
江戸川乱歩 「悪霊」
...まだ最後の切札が残っていたのだぜ...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...もし私が切札をなくしてその代りに何もとらなかったら...
コナンドイル Arthur Conan Doyle 三上於莵吉訳 「株式仲買店々員」
...実は折衷主義の切札を意味するものではないかと思われるからである...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...最後の切札だというのだから我慢する他あるまい...
戸坂潤 「近衛内閣の常識性」
...又極限という範疇も形式論理の最後の切札として使われているに過ぎないからである...
戸坂潤 「読書法」
...そういうカルタ遊びには兵士は切札(きりふだ)なのである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...今朝死んでしまったぞ」平次は最後の切札を出しました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いきなり投り出したのはこの切札です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...自分の牌を見ると、素晴らしい手で、切札もある...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...それがどれもこれも切札ばかりだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...「切札!」と叫んで彼は...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...これは善七、松右衞門の兩方から出るので、仕切札と書いて、南ならば松右衞門、北ならば善七の黒い判が捺してある...
三田村鳶魚 「物貰ひの話」
...いよいよ面子(メンツ)もなく――最後の切札を選ぶとなれば――淮南(わいなん)の袁術(えんじゅつ)へすがって...
吉川英治 「三国志」
...たったいま師直方から最後のものと提示してきた切札のごとき要求だった...
吉川英治 「私本太平記」
...かれこそその切札となる漢(おとこ)です」「まさか...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...まるでカルタの切札みたいにのさばり返って...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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