...大声に切実な叫びをあげるものもいた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...実際的な切実な意味を持っているかを理解しないようである...
戸坂潤 「技術の哲学」
...かつて私は津々たる興味と切実な同情とを以て読んだ...
戸坂潤 「読書法」
...この苦しみほど人間にとって切実なものはないのだ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...善くしていけるか善くしていけないかという切実な歴史的現実へのやむにやまれざる願いと...
中井正一 「美学入門」
...単に切実なる感能の印象だけを眸(ひとみ)のなかに受けながら立っていた...
夏目漱石 「坑夫」
...これほど切実な経験はありません...
夏目漱石 「創作家の態度」
...それはわれわれの生命や生活にとって切実な事柄ばかりなんですから...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...あの佐伯氏がどんな切実な働きをしたのか聴いてみたくなった...
久生十蘭 「キャラコさん」
...この切実な思いは胸にせまって緊(し)めつけて来た...
本庄陸男 「石狩川」
...嬉しさの渦に切実な延子の幻を瞶めた...
牧野信一 「坂道の孤独参昧」
...私どもは切実な感銘をもつてその時代の「心の悩み」に触れるのである...
水野葉舟 「言文一致」
...われわれの間に大インテリを持ちたいという希望は切実なものであるということである...
三好十郎 「恐怖の季節」
...それは苦痛の表白とも思える切実なひびきをもっていた...
山本周五郎 「新潮記」
...どうか御無事に逃げて下さるように」それは祈りのように切実な呟きであった...
山本周五郎 「風流太平記」
...飢えている時は花より団子が我身に切実な重大問題であるのに...
与謝野晶子 「鏡心灯語 抄」
...荊州の国は御身が受け継いでくれるように」遺言にひとしい切実な頼みであったが...
吉川英治 「三国志」
...いやもっと切実な忠愛と敬礼を捧げきって骨も細りゆく姿だった...
吉川英治 「三国志」
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