...彼は切先が鋭いナイフで肉を切った...
...切先を曲げないように力を加えないでください...
...鉛筆の切先を尖らせるために削り器を使います...
...切先を磨くことで、切れ味が向上します...
...切り取りたいものに切先を合わせ、スムーズに切ることが大切です...
...太刀の切先(きっさき)を若殿様の御胸に向けながら...
芥川龍之介 「邪宗門」
...いきなりその戟の切先を杜子春の胸もとへ向けながら...
芥川龍之介 「杜子春」
...シャンデリアについている鉄の切先きを頭に突き差したり...
井上良夫 「J・D・カーの密室犯罪の研究」
...悔悟の最初のするどい切先が鈍ると...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...片切刃大切先(かたぎりはおおきっさき)というような業物(わざもの)を閃(ひらめ)かす気づかいはありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...次から次と仕合があつたがはじめのうちは飛入の切先は鋭くても三合四合と打ち合ふともう疲れかゝるので興行仲部(ママ)の劍士には及ばぬのである...
長塚節 「撃劍興行」
...椽(えん)から飛出した時暗がりから不意に斫(き)り付けたのを短銃(ぴすとる)で受止めたが切先きが余つて創(きずつ)ひたのです――...
楢崎龍、川田雪山 「千里駒後日譚」
...切先が胸の方へ下がっている...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...同時に引しめたところで芸術的発展の線の切先を下向せしめた...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...これ又仙太に撲ぐられたはずみで切先五...
三好十郎 「斬られの仙太」
...まず先手(さきて)には切先手組...
三好十郎 「斬られの仙太」
...左の脇腹に三寸余り切先(きつさき)が這入(はひ)つたので...
森鴎外 「大塩平八郎」
...切先を曲げると鍔(つば)元までくる...
山本笑月 「明治世相百話」
...切先(きっさき)から元(つばもと)まで八寸八分……一点の曇もない...
夢野久作 「冥土行進曲」
...飛び上がって大刀の抜打ち!虹光(にじびかり)を走らせた切先は輪を描いて...
吉川英治 「江戸三国志」
...この返す切先の下こそ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...せっぱから切先まで...
吉川英治 「宮本武蔵」
...彼の切先(きっさき)の前へ迫った...
吉川英治 「山浦清麿」
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