...楽譜の中から切れ切れの音を拾い出しては楽器にこすりつけ...
寺田寅彦 「断片(2[#「2」はローマ数字、1-13-22])」
...切れ切れの言葉で話した...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...重苦しい切れ切れの眠りをし...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...切れ切れの節(ふし)を歌いながら...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...激しいあるいは切れ切れの不統一が...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...窓の外を飛び過ぎる切れ切れの景色...
豊島与志雄 「轢死人」
...「どうしたら好いか――それを思うと――一さん」切れ切れの言葉が...
夏目漱石 「虞美人草」
...耳の傍らを寄切つて行く人々の切れ切れの言葉が...
牧野信一 「変装綺譚」
...低い切れ切れの言葉で)もっと...
三好十郎 「胎内」
...真の「蕎麦」の風味は太くして切れ切れのでなくては本当でないとまで負おしみをいっておられる位で...
村井政善 「蕎麦の味と食い方問題」
...無理に彼らからもぎとる短い声や切れ切れの答え...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...当分はやはり従来の切れ切れの経験の跡を繋(つな)いで行くのほかはないのである...
柳田国男 「海上の道」
...切れ切れの追加をする方法の...
柳田国男 「山の人生」
...たわいもない切れ切れの語から...
柳田国男 「山の人生」
...なお斯ういう切れ切れの記憶によって...
柳田國男 「夢と文芸」
...切れ切れのままハッキリと...
夢野久作 「斜坑」
...切れ切れの声で……...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...数百年の大銀杏(いちょう)が真黒い巨人のように切れ切れの天の河を押し上げ...
夢野久作 「名娼満月」
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