...そこに落ちてた金巾(かなきん)の切れを拾って...
伊藤左千夫 「新万葉物語」
...相手の言葉がちよつと途切れると...
薄田泣菫 「茶話」
...やり切れない氣持でありました...
太宰治 「このごろ」
...闇とは切っても切れないものとして...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...あれでは当人より端(はた)の者が遣り切れない...
谷崎潤一郎 「細雪」
...宴会とか仲間の者に呼ばれるとかすれば、どんな商用を控えて居ても、我慢がし切れず、すっかりだらしなくなって、いそ/\と出かけて行きます...
谷崎潤一郎 「幇間」
...五円のは品切れになりまして...
直木三十五 「大阪を歩く」
...三重吉先生破戒以上の作ヲドン/\出シ玉へ 以上十月二十六日夏目金之助鈴木三重吉樣四六八明治三十九年十二月八日 午後(以下不明) 本郷區駒込千駄木町五十七番地より本郷區臺町福榮館鈴木三重吉へ拜啓別紙山彦評森田白楊より送り來り候御參考の爲め入御覽候ホトヽギスを書き始めんと思へど大趣向にて纒らず切ればカタワとなる...
夏目漱石 「鈴木三重吉宛書簡―明治三十九年」
...尤もあれでも男の切れつ端しで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...勘定し切れないほどの値打物だ――」主人の熊谷三郎兵衛は...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...そして途切れ途切れに物音がきこえて来て...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...奴隷にはなり切れそうにないけれど...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...切れて飛ぶ棒の半分が見え...
山本周五郎 「花も刀も」
...すぐにプツリと切れてしまった...
夢野久作 「近世快人伝」
...年度年度の途切れやら...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
...切ッても切れない因縁の仲間だ」「やめろ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...摺り切れた草鞋(わらじ)が十足もそこらに脱ぎちらしてあった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...おまけにとうとう堪忍ぶくろの緒が切れたとして(たとえばスープの中に何か変てこなものがはいっていたのでもいい――)...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「真珠の首飾り」
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