...大変な速さになると曲り切れなくなった...
板倉勝宣 「五色温泉スキー日記」
...切つても切れないむかしなじみのきれいな空だ...
高村光太郎 「智恵子抄」
...ちやうど河原町の中ほどにあたる所で家並みがかなり長い間途切れてゐた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...手切れがいるとか...
徳田秋声 「縮図」
...そう言い切れるようなものが欲しい...
豊島与志雄 「猫捨坂」
...切れ切れの鳴き声をたてた時...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...たてよこにすり切れて...
野村胡堂 「胡堂百話」
...せめて三々九度でも濟まさなきや浮び切れまい」平次の聲は妙に荒つぽく響きました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...其處に散らばつてゐる繩切れを拾ひ上げました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...メイエルホルドが演出したゴーゴリの〈検察官〉の幕切れにそっくりだ...
久生十蘭 「だいこん」
...とても入り切れず...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...裂けた切れ端でサメを突く...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
......
堀辰雄 「鳥料理」
...売切れになりました」菊之丞は...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...もう體の上半分の重みが支へ切れないで...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...――ちきしょう! 懐中電燈の電池は切れるし...
三好十郎 「胎内」
...話の切れ目切れ目に思い浮かべているうちに酒の味もよく解らないまま一柳斎の邸を出た...
夢野久作 「斬られたさに」
...切っても切れない君と家人(けにん)のあいだがらにもなっていた...
吉川英治 「源頼朝」
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