...あらゆる手頼(たより)の綱が一度に切れて了つた様で...
石川啄木 「赤痢」
...談話(はなし)の種は切れたが...
薄田泣菫 「茶話」
...べつに屈(かが)まないで足形が切れるくらいに...
辻村伊助 「登山の朝」
...人間は殺しても殺し切れぬほどある...
夏目漱石 「野分」
...7で割り切れる日...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...私もやり切れない...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
......
萩原朔太郎 「短歌」
...こんな事知れていゝのですか!」切れ切れに...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...手を伸して一切れとって食った...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...この孤獨――人界からの放逐!憇(いこひ)の錨(いかり)が切れたばかりか...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...何だかやり切れないところがありますもの...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...と云い切れたら愉快でしょうね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...途切れたか、途切れなかッたか、風の音に呑(の)まれて、わからないが、まずは確かに途切れたらしい...
山田美妙 「武蔵野」
...歯切れのいい鮮かなピッチが満場をしんとさせていた...
夢野久作 「暗黒公使」
...だからトウトウ待ち切れないで船を出したという話を...
夢野久作 「幽霊と推進機」
...暴風で吹きち切れた柿の葉の間から...
横光利一 「夜の靴」
...然しわらぢは片方切れると穿き捨てるものなので...
吉川英治 「折々の記」
...そのなかには女の着物の切れっぱしと二通の手紙があって...
リットン Edward George Earle Bulwer-Lytton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
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