...それを截然(せつぜん)と切り離して考えるということはむしろできがたいというのが本当なのです...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...東洋というものだけを切り離して考えるのは...
津田左右吉 「東洋文化、東洋思想、東洋史」
...どうしてもこれを二つの別々の経験に切り離して考える事が困難に思われる...
寺田寅彦 「ある日の経験」
...しかもそれらの問題は必ずしも映画芸術上の問題と切り離して考えることができないものである...
寺田寅彦 「映画芸術」
...この両者は実は合して一つの有機体を構成しているのであって究極的には独立に切り離して考えることのできないものである...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...二つのものを切り離して考える俗物自然科学者の習慣に傚うからのことで...
戸坂潤 「科学的精神とは何か」
...どうしてもこの兄と家庭の兄とを二つに切り離して考える訳には行かなかった...
夏目漱石 「行人」
...此の一党の人々は「此の人は前進座の人である」と言う感じから切り離して考えることが出来ない...
山中貞雄 「雑録」
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